6月下旬の関西は要注意 首都圏にも及ぶ厳戒G20対策

警備の強化は移動のペースを鈍らせる。5月にトランプ米大統領が来日した際は制服・私服の警察官が街にあふれた。自動車のトランクやボンネットを開けて、不審物がないかを調べる検問もあちこちで行われた。面倒を避けるなら、できるだけ公共交通機関を利用したい。

タクシーも検問を受ける。もし大阪府内での移動にタクシーを使うつもりなら、ぎりぎりのスケジュールは遅刻のリスクをはらむ。電車で移動して、最寄り駅から徒歩という動き方のほうが想定外の遅延を避けやすい。

飲み物に不便も

汗をかく時期だけに、飲み物を持ち歩きたくなるが、トランプ米大統領の来日時には、凶器になりかねない缶や瓶の持ち込みが禁じられた施設もあった。東京・両国の国技館では館内の自動販売機も止められた。2016年に開催された伊勢志摩サミットでは駅の証明写真機が使えないケースもあった。

「休場」の紙が張られた自動販売機(東京・両国の国技館で)

無用のトラブルを避けるうえで、身分証明書は携帯しておきたい。検問や職務質問を受けた際、提示を求められることが多いからだ。社員証ではなく、運転免許証やパスポートのような公的証明書のほうが確認作業に時間がかからない。持っていない場合、電話で確認を求められるケースがあり、余計な時間をとられてしまう。

5月のうちから真夏並みの天気が続いているが、6月下旬はさらに厳しい暑さが予想される。近畿、関東の梅雨入りは平年ペースの場合、6月7日ごろで、明けは7月21日ごろ。サミット時期は梅雨時とおおむね重なる。傘を持つ人が増えれば、道はさらに混み合う。交通規制が加わって、歩道が渋滞する事態も起こり得る。

関連会合は国内の各地で

G20サミットは大阪で開催されるが、各種の関連会合は国内の各地で分散開催される。日程も分散している。たとえば、財務相・中央銀行総裁会議は福岡市(6月8、9日)、貿易・デジタル経済相会合は茨城県つくば市(同)で、それぞれ開催される。要人が参加するので、開催地では当然、大阪級の警戒態勢が敷かれるはずだ。

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