盛者必衰の世の中で長く残るものは、例外なく普遍的な魅力を備えている。一時は離れても、再び足を入れれば必ず新たな魅力を発見できるはずだ。とはいえ、その活用には時代に応じたアップデートが必須。そこで、スタイリスト四方章敬氏に、新しい服×ベーシック靴のコンビネーションを提案してもらった。
20年来の付き合いに“地に足がつく”
いつもとは違う服装にトライしてみたい。そう意気込んで全身を新しいもので固めてみたものの、外出中ふと鏡に映った自分を見て恥ずかしくなってしまった……こんな経験をお持ちではないだろうか。そんな憂き目にあわないために活用してほしいのがベーシックの安定感。何十年と付き合ってきたスニーカーなら着慣れない服もしっかり地に足をつけてくれるに違いない。新しい服と普遍のスニーカーが生む化学変化は最高にエキサイティングだ。
クリーンなスニーカーにあえてタフなパンツを
■ADIDAS ORIGINALS/アディダス オリジナルス
スタンスミス
クリーンな靴×タフなパンツの意外性が洒脱さの源に
「定番靴を新鮮に見せるには素材やシルエットに個性のあるパンツと合わせてコントラストをつけたい。クリーンな表情のスタンスミスは武骨なキャバルリーツイルのパンツでメリハリをつけました」。 1万4000円(アディダスグループ お客様窓口)
アメリカンな足元はトラッドテイストと好相性
■CONVERSE/コンバース
キャンバス オールスター OX
スマートなオールスターは寛いだワイドパンツと好相性
「甲が低く、スラリとした形のオールスターはワイドパンツとの相性が抜群。ただしここでトップスに工夫がないと子どもっぽくなるので、トラッドなテニスベストを加えました」。 5800円(コンバースインフォメーションセンター)
ラフな気分でいくなら品もあり軽快なNBで
■NEW BALANCE/ニューバランス
M996
テーパードパンツ×M996は絶対失敗しない合わせ
「ニューバランスの中でも細身なM996は、スッキリしたテーパードパンツを合わせるのが鉄板。ただ、無地グレーは少しベタなので、黒のストライプパンツを選びました」。 2万5000円(ニューバランス ジャパン)