家計管理に疲れて貯まらない 妻納得の支出削減策は?家計再生コンサルタント 横山光昭

家計用のサイフは夫婦共有、必要時に持ち歩く

Dさん夫婦は相談後、こづかい用のサイフをそれぞれ持ち、食費などに用いる家計用のサイフは夫婦共有で、必要なときに持ち歩くという方法をとりました。妻はずいぶんと気持ちにゆとりができ、支出をコントロールできるようになったそうです。

「この方法なら、月々のやりくりの状況を共有しやすくて、長く続けられそう」と妻は話し、納得して取り組んでいます。また、「出産後、買い物に出かけにくくても、夫に買い物を頼みやすい」とうれしそうでした。

袋分けなどお金を費目別に分けて管理する方法は、一見するととても分かりやすい管理法のように思えます。ところが、食品や日用品のように複数の費目の品物を一緒に買うことは多いので、袋ごとのお金の出し入れが混乱しがちです。自分なりに上手に管理する方法を見つけている人はよいのですが、うまくできない人も少なくありません。

家計管理には、今回の袋分けを含めさまざまな方法があります。どれもきちんと管理ができてお金がたまるように感じてしまいますが、ご自身の生活の仕方や性格などに合わないと、そのメリットを享受できません。

紹介されている家計管理法のうち、自分でもできそうだと思えるものがあったらやってみてください。そのままでなく、自分がやりやすいように工夫したり、改良したりすることが大切です。家計管理には「絶対こうしなくてはいけない」という方法はありません。どのような方法でも自分なりに支出を把握できると、そこから家計を良い方向に変えていくことができるのです。

(「もうかる家計のつくり方」は隔週水曜更新です)

横山光昭
(株)マイエフピー代表、mirai talk株式会社取締役共同代表。顧客が「現在も未来も豊かな生活を送ることができる」ことを一番の目標に、独自の家計再生・貯金プログラムを用いた個別の指導で、これまで1万件以上の赤字家計を再生。著書は累計100万部を超える『年収200万円からの貯金生活宣言』シリーズ、累計65万部の『はじめての人のための3000円投資生活』シリーズがあり、著作合計88冊、累計270万部となる。講演も多数。
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