湯川れい子 AIよりCI、女は体と対話して生きる

日経ARIA

例えば昨年の春に話したのは「AIとBIの時代に大切にすべきは『CI』」という話。AIというのは「Artificial Intelligence」、つまり人工知能のことで、BIは「Business Intelligence」。対してCIのCには3つの意味があって、まず「Curiosity」、好奇心。次に「Creativity」、創造力ね。そして3つ目は「Cat」、猫みたいなしなやかさで考え、動くこと。「Cat Intelligence」ってちょっと面白いでしょう? 実際のところ、きっとAIは猫にはなれませんよね。人間にもなれない。AIにはなくて、猫や人間にあるものは何か。ひらめきや気まぐれや曖昧さも、人間らしい魅力の一つ。その違いを楽しんでいこうよ!って言いたいの。思い付きでもいいから、新しいことに興味を持ってみる。そして実際にやってみる。そんな心の軽やかさを保つことがすごく大事よね。

1982年夏、46歳のとき(湯川さん提供)

ツイッターやスマートウォッチも大活用

―― 年齢を重ねると、つい「これまでのやり方でいい」と守りに入りがちですが、トライを続けなさいということですね。湯川さんはツイッターもまめに更新されていますが、手元の腕時計はスマートウォッチですね? 持ち物も若いですね。

湯川 スマートウォッチは、手元でツイッターの通知を確認できるし、心拍数が測れて助かります。ツイッターを始めたのは、8年くらい前かしら。昔は宣伝の手段は新聞とかテレビしかなかったけれど、ツイッターは発信したい情報をいつでもすぐに拡散できるからすごくいい。私自身が「自社広報係」なの(笑)。あと仕事柄、調べ物が多いから、iPad もいつでも持ち歩いてググっていますし。スマホも使っています。

というのは、今の時代、SNSから情報を得ているかそうでないかで、生きている世界の広さが全く違うと思うし、広いだけでなく、常に新しく入れ替わる世界ですよね。特に女性は男性よりもコミュニケーションが得意で「発信力」にたけている人が多いと思うの。だからどんどん発信して。そのほうが自分の特性を生かせると思いますよ。