19年ヒット家電 黒船シャークがハンディ掃除機制す

日経トレンディ

【上半期ヒット】小型化で少人数世帯にも浸透

「ヘルシオ ホットクック KN-HW16D」(シャープ)

中身を自動的にかき混ぜる機能があり、材料を入れて放っておくだけで調理ができる無水調理鍋。18年夏に、メニューの選択などが簡単な液晶画面を備えた小型モデルを追加した。これにより少人数世帯などでの購入も増え、ホットクックシリーズ全体で販売台数が前年から5割増えた。レッド系からホワイト系に色を変更したのも好評。

【上半期ヒット】薄型、円形のデザインが女性に人気

「HOT TRIVET MA-003」(マインツ)

ワイヤレスリモコン付きで、置き場所の自由度が高いIHクッキングヒーター。厚さ38mmと薄型なのも特徴。マインツは、ツインバード工業のプレミアムブランドを手掛ける子会社。「発売当初から生産が追い付かないほど受注がある」(ツインバード工業)。

【上半期ヒット】キャンプなどで大活躍した高輝度LEDランタン

「LUMENA II」(KMコーポレーション)

クラウドファンディングサイトのMakuakeで3500万円以上の支援金を集めた、小型のLEDランタン。100ワット電球に匹敵する1500ルーメンの明るさが約8時間持続する。「アウトドア需要を中心にかなり売れた」(蔦屋家電エンタープライズ)。

【上半期ヒット】業界唯一のコードレススチーマーが好調

「La・Coo-S TAS-X4」(東芝ライフスタイル)

衣類をハンガーに掛けた状態で、さっとしわを伸ばせる衣類スチーマーが、初めてコードレスに。従来のコードレススチーマーへの最大の不満を解消した。実勢価格1万1360円(税込み)と、スチーマーとしては高価だったが「コード付きから売上台数が30%伸びた」(東芝ライフスタイル)。

【上半期ヒット】「バ美肉」需要を見事につかんだ

「VT-4」(ローランド)

自分の声をリアルタイムに異性風やロボット風などに変えられる、デジタルボイスチェンジャー。もともとはライブ向けだった。これがバーチャルYouTuber(VTuber)業界では、男性が美少女キャラの映像と声で配信する「バ美肉(バーチャル美少女受肉)」に最適と評判になった。その結果、「計画の数倍が売れており、現在も品薄状態が続く」(ローランド)。

【上半期ヒット】手ぶれ補正強化で競合を突き放す

「GoPro HERO7 Black」(GoPro)

もともとアクションカメラではシェアが高かったGoProシリーズ。HERO7 Blackでは、電子手ぶれ補正機能を強化。ジェットコースター走行を乗車中に撮影してもほとんどぶれず、「もはやジンバル(手ぶれを防ぐ回転台)が不要」と話題を呼ぶ。ソニーなど他社との差を一気に広げた。

【上半期ヒット】0.02秒の世界最速AFで躍進

「α6400」(ソニー)

シャッターを押してからピントが合うまで0.02秒と、AFが世界最速のAPS-Cセンサー搭載ミラーレスカメラ。瞳のピント合わせや動体追尾の性能も高く、前モデルを上回る売れ行きに。上半期のカメラ新製品では最も成功したといえる。

【上半期ヒット】寝室が簡単に「映画館」になる

「popIn Aladdin」(popIn)

天井の照明器具ソケットに取り付けると、LED照明と液晶プロジェクターの1台2役に。クラウドファンディングでの勢いが一般販売後も続いている。Android搭載で、動画配信サービスの映像再生などが可能。「プロジェクターは欲しいが置き場所がない」というニーズをくみ取った。

【上半期ヒット】メモリー倍増で販売数を伸ばした格安PC

「MUGA ストイックPC2」(ドン・キホーテ)

税別1万9800円と格安ながら、14.1型のフルHD液晶を搭載したノートパソコン。CPUはAtom x5-Z8350で、前モデルでは2GBだったメモリーを倍増させたことにより、動画の視聴なども可能な仕様に。「1台目のパソコンとして購入する人も増えた」(ドン・キホーテ)。

次ページからは「令和」のヒットを予測する。