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人生を変えるマネーハック

いくら使った? キャッシュレスは家計簿アプリで点検 「キャッシュレス決済」をマネーハック(4)

2019/5/27

さらに注意すべきは、高いポイント還元率に目がくらんで「何もなければ使わなかった高額出費」をしてしまうことでしょう。これでは節約どころかキャッシュレス決済がムダづかいの原因になってしまいます。

■アカウントアグリゲーション機能付き家計簿アプリを使う

こうした注意点があるキャッシュレス決済を管理する方法のひとつに「家計簿アプリ」があります。最近の家計簿アプリはアカウントアグリゲーション機能といって、銀行口座やクレジットカード、電子マネー、EC(電子商取引)サイトなどのアカウントを登録すると自動的に取引情報などを集約する機能がついていたりします。

これを上手に使えば、「今月の支出(すべての買い物額)」や「翌月に繰り越される支出(クレジットカード利用額)」という家計の把握が容易になります。

筆者の新刊である『スマホ1台で1000万円得する!マネーアプリ超活用術』でも、電子マネーの活用だけではなく、家計簿アプリの活用が重要だと強調しています。キャッシュレス決済という時代の変化へ対応する妙策は「家計簿」という古い手法なのかもしれません。

あなたが各種電子マネーを設定したら、同時に家計簿アプリも設定してみてください。現金の感覚がないお会計が「見える化」してくるはずです。

■時代はキャッシュレス決済へ、今はつきあい方を学ぶ

いずれにせよ、世の中はキャッシュレス決済に移行していくことは間違いありません。すでに、実験的な取り組みとして完全キャッシュレス決済の店舗がありますが、これからもっと増えていくことになるでしょう(私も秋葉原でキャッシュレスカフェをよく利用します)。

私たちは、「便利でお得」な点は利用しつつ、ムダづかい発生装置にならないようにキャッシュレス決済とつきあっていかなければなりません。

マネーハックの発想を持ちつつ、賢くキャッシュレス決済とつきあう方法を学んでみてください。

マネーハックとは ハックは「術」の意味で、「マネー」と「ライフハック」を合わせた造語。ライフハックはIT(情報技術)スキルを使って仕事を効率よくこなすちょっとしたコツを指し、2004年に米国のテクニカルライターが考案した言葉とされる。マネーハックはライフハックの手法を、マネーの世界に応用して人生を豊かにしようというノウハウや知恵のこと。
山崎俊輔
フィナンシャル・ウィズダム代表。AFP、消費生活アドバイザー。1972年生まれ。中央大学法学部卒。企業年金研究所、FP総研を経て独立。退職金・企業年金制度と投資教育が専門。著書に「読んだら必ず『もっと早く教えてくれよ』と叫ぶお金の増やし方」(日経BP)、「共働き夫婦 お金の教科書」(プレジデント社)など。http://financialwisdom.jp
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