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いくら使った? キャッシュレスは家計簿アプリで点検 「キャッシュレス決済」をマネーハック(4)

2019/5/27

キャッシュレス決済に移行していくに当たって、私たちはお金を使った「重み」が感じにくくなることを認識しておく必要があります。

■「今月払い」と「翌月払い」が混在する難しさ

現金払いのみというライフスタイルと比べて、キャッシュレス決済でやっかいなことのひとつに「今月払い」と「翌月払い」が混在することが挙げられます。

クレジットカードの多くは、支払いの締め日を決めて、翌月にまとめて支払いをします。これはつまり今月の買い物の支払時期を翌月に繰り越すということです。経済的には利息がかからず、支払時期を遅らせることは有利な行為ですが、「今月の収入≧今月の支出」とすればよいというシンプルな構図は崩れます。

電子マネーはさらにやっかいです。「今月払い」と「翌月払い」に分かれるからです。その場でチャージするものとモバイルバンキングでチャージするものは「今月払い」ですが、クレジットカードからチャージするものは「翌月払い」です。

そして、ある電子マネーがクレジットカード、モバイルバンキングのどちらのチャージにも対応していたら、「今月払い」か「翌月払い」を選べることになります。これは便利ですが、家計が余裕があるうちは「今月払い」、苦しくなったら「翌月払い」と使い分けると、電子マネーは翌月以降の家計を苦しくさせます。計画的に利用するクセをつけていかないと、便利さゆえに赤字転落してしまうでしょう。

■ポイント還元は節約につなげにくい?

もうひとつ、ファイナンシャルプランナーとして気になっているのは「高額ポイント還元」が「同等額の貯蓄」に振り替わっているとはいえない現実です。

仮に、ある電子マネーが20%ポイント還元キャンペーンをしており、その期間中に10万円を使ったとしたら、後日2万ポイント(2万円相当)が付与されます。

しかし2万円を給与振込口座からおろして預貯金専用口座に移す人はほとんどいないはずです。ポイント付与時期はたいてい翌月以降に遅れますし、こうして得たポイントを私たちは「ラッキー! これで何を買おうか」と考えてしまいがちです

これではどんな高還元率であっても節約につながらず、別のムダづかいをするだけになってしまいます。ポイント還元キャンペーンが期間限定で行われることも、計画的な節約に結びつかなくなっている理由のひとつだと思います。

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