いくら使った? キャッシュレスは家計簿アプリで点検「キャッシュレス決済」をマネーハック(4)

写真はイメージ=123RF
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今月のマネーハックは「キャッシュレス決済」について考えてきました。マネーハックの発想でいえば、便利だけれどお得ではない、お得だけれど便利ではない、というのは選択肢として微妙です。しかしキャッシュレス決済は「便利」でありつつ「お得」であるわけですから、使わない手はありません。

キャッシュレス決済のテクノロジーや導入の方法を解説する記事はよくありますが、個人にとっての注意点についても考えてみましょう。便利がゆえに注意すべきポイントもいくつかあるからです。また、大事な「使いこなし」のテクニックに触れておきたいと思います。

「現金の重み」がない、家計管理で要注意

家計管理の面から考えたとき、キャッシュレス決済はそれに適した手段といえるでしょうか。実は危うさ、注意点がいくつかあります。

まず最大の注意点は、「現金の重み」を私たちが感覚的に持ちにくくなることです。もちろん、キャッシュレス決済では紙幣や硬貨を介さないので重量が存在しません。クレジットカードで会計したり電子マネーで支払っても、金額に比例した「重み」はありません。

私たちは無意識に「現金の重み」で家計管理をしてきました。例えば「3万円おろしたが思ったより早く減り、今は7000円しかない」というとき、私たちは財布のひもを締めます。誰でも自然と行う家計管理の方法です。

しかし電子マネーで1000円を10回決済したとき、「これで1万円札がなくなった」という感覚は持ちにくいと思います。クレジットカードも同様で、銀行口座からの引き落とし日に「こんなに使ったのか!」という感覚はあっても、引き落としを「今○○円のスマホ料金が引かれた」と重く受け止める人はいないでしょう。

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