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キリンレモン・ミルミル・金麦…19年のヒット飲料

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日経トレンディ

雑誌日経トレンディは全12の商品ジャンルを定め2019年上半期にヒットしたものを選定し「上半期ヒット」とした。そのなかから、「新規性・売れ行き・影響力」という 3つの評価項目に則り「大賞」を決めた。下半期に注目の新商品やサービス、これから売り上げが爆発的に伸びそうなものは「令和ヒット予測」とした。今日は飲料ジャンルを紹介する。

◇  ◇  ◇

飲料分野では、老舗ブランドが奇跡の復活を遂げた。炭酸飲料の「キリンレモン」だ。18年4月に行ったリニューアルを成功に導いたのは、アーティストとコラボしたウェブ動画。ブレイク寸前の新進アーティストと矢継ぎ早にコラボする施策が奏功し、12月末に年間販売目標600万ケースを達成する快挙を成し遂げた。ウェブ動画を見事に売り上げ増につなげた戦略を評価し、「大賞」とした。

もう一つ、発酵乳ドリンクの「ミルミル」も急浮上したブランドだ。「ヤクルト」とのダブル飲みがSNSではやり、特別にCMなどを打ったわけではないのに、売り上げは2桁増。スーパーマーケットのPOSデータを分析すると、「18年8月から飛躍的に伸びている」(True Data・烏谷正彦氏)。

酒類では、18年に大ヒットした「本麒麟」のライバルが好調。金麦ブランドから2月に「金麦〈ゴールド・ラガー〉」が発売され、「スーパーマーケットのPOSデータを見ると、2月には金麦ブランドがキリンののどごしブランドを逆転した」(烏谷氏)。

令和の初めに間違いなく来るのは、紅茶の革命だ。近年大躍進したペットボトルコーヒーの立役者、クラフトボスシリーズが紅茶に参入。3月に無糖紅茶を発売した。迎え撃つ「午後の紅茶」は、甘さ控えめで上質な印象を受ける新しいミルクティーを投入し、絶好調。さらにクラフトボスは、7月に大本命と位置付けるミルクティーを出すと発表。競争が激化し、他社を巻き込む一大ムーブメントになりそうだ。

●2019年上半期ヒット大賞 飲料部門 90周年のリニューアルが成功


 初代のキリンレモンをモチーフにしたデザインで、社を象徴する聖獣と透明感あるボトルデザインがポイント。新鋭アーティストや声優の水瀬いのりが「キリンレモンのうた」を歌う動画を公開する「キリンレモントリビュート」企画が秀逸。若者の間で拡散し、18年7月初旬には、累計再生回数5300万回を突破。12月中旬に600万ケースを達成し、その後も好調に推移。「サイダー市場全体が好調」(インテージ)とインパクトを与えた。

【上半期ヒット】 ヤクルトとの「ダブル飲み」で2桁増

ビフィズス菌 BY株が「大腸ではたらく」とうたう。これと、「ヤクルト」の乳酸菌シロタ株とをダブルで飲むことで腸活になるという話がSNSで広まり、突然火が付いた。18年4月~19年1月の出荷は前年同期比16%増。

【上半期ヒット】 「本格派」第3のビール市場に殴り込み

18年に大ヒットした第3のビール「本麒麟」のライバルが、金麦ブランドから発売された。タンパク質の多い麦芽を使用し、「ザ・プレミアム・モルツ」の製法を取り入れて、コクと飲み応えを重視。既に19年の販売計画を3割増の440万ケースに上方修正した。ブランド全体を押し上げ、1~3月の対前年同期比が11%増。

【上半期ヒット】 進化系レモンサワーが食卓に進出

レモンサワーブームが家庭に波及。「市場規模20%増を見込む」(サントリー)。居酒屋メニューを彷彿させる寶「極上レモンサワー」シリーズは販売計画比の183%で推移。18年ヒットした「レモンサワーの素」のRTD缶も3月に発売。

【上半期ヒット】 ピーチ味発売でさらに伸長

18年3月発売に発売された「クラフティー 贅沢しぼり」の第2弾。2商品合わせて1年で1億本を出荷する異例のヒット。果汁を多く入れるというコンセプトが受け、追随商品も現れた。

【上半期ヒット】 EU発ワインがもっと身近な酒に

日EU・EPAの関税優遇により、EU発ワインの値下げが相次いだ。その結果、前年同期比900%という商品も現れるなど市場が活況に。「特に赤ワインが人気」(国分)という。

【上半期ヒット】 ドラマ「大恋愛」で再脚光

18年秋のドラマ「大恋愛」内で、物語のキーアイテムとして本製品を模した飲料が登場。SNS上で話題となり、125mLのパッケージが10~3月で昨年同期比1.5倍の売り上げに。

【令和ヒット予測】 レモン系大型新人

レモン系の炭酸飲料の好調を受け、三ツ矢サイダーブランドに「レモネード」と銘打った新商品を投入。4月2日の発売から3週間で年間販売目標100万ケースの5割を突破した。甘さ控えめで若い女性に受けている。

【令和ヒット予測】クラフトボスが次に狙う新市場

17年発売の「クラフトボス」が築いた、水感覚で"ちびだら飲み"するペットボトルコーヒーという新市場。次に狙うのは、コーヒーが飲めない人も取り込める紅茶だ。19年3月にクラフトボスは無糖紅茶を投入し、本命のミルクティーは7月に発売する。一方で、「午後の紅茶」もクラフトボスを意識した商品を3月に出し、初速は好調。令和は紅茶が飲料市場を盛り上げそうだ。

【令和ヒット予測】 ヒットの掛け合わせ

「飲む点滴」「夏バテ対策になる」といった需要で、じわじわ伸長してきた甘酒市場。アレンジした商品も出てきており、「とまと甘酒」は、米こうじの甘酒をトマトで割ったもの。トマトジュースが苦手な人も飲みやすく、トマトと甘酒の両方の栄養を取れるという打ち出し方で、夏の健康対策需要を狙う。6月18日発売。

【令和ヒット予測】 ありそうでない便利さ

ノンカフェイン飲料への需要から、ここ数年麦茶市場が拡大している。それをけん引するGREEN DA・KA・RAブランドから、缶に入った濃縮タイプの麦茶が4月16日に発売された。水と混ぜるだけで1~2Lの麦茶が作れるうえ、好みに応じて濃さを調整できる。手間なく作れて、共働き家庭に受けそうだ。

[日経トレンディ2019年6月号の記事を再構成]

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