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軽い・鏡面・メンテが手軽 こだわりが面白い包丁3選 合羽橋の台所番長が斬る! いまどきの料理道具を徹底比較

2019/6/4

今回はこだわりすぎて話題の包丁3種類を紹介。そのこだわり方が面白い!(写真:菊池くらげ、以下同)

合羽橋の老舗料理道具店「飯田屋」の6代目、飯田結太氏がイマドキの調理道具を徹底比較。今回は、開発にこだわりすぎて注目されている3種類の包丁を取り上げる。

◇  ◇  ◇

合羽橋の老舗料理道具店、飯田屋の6代目、飯田結太氏

こんにちは、飯田結太です。料理をするときに欠かせない調理道具のひとつに包丁があります。ある調理道具メーカーの方が「包丁から料理は始まる」と言っていたのですが、その通り。包丁がよく切れて使いやすいと料理も楽しくなる。包丁にストレスがなければ、調理過程でもストレスはほとんどなくなると思います。それほど包丁は重要。

現在、業務用、家庭用ともに最も使われている包丁は、三徳包丁です。これは、欧米から西洋料理とともに日本に伝わった肉切り用の牛刀と、日本で使われてきた野菜切り用の菜切り包丁を組み合わせたもの。肉、魚、野菜に使える万能包丁です。

今回は、数ある三徳包丁のなかでも、使いやすさ、長続きする切れ味で評判だけど、開発にこだわりすぎて、良い意味で「変態」ともいえる3製品を紹介します。

■羽根のように軽い包丁

フォーエバー「ridge」ダイヤモンドチタン包丁。写真上から、三徳包丁(刃渡り約16.5cm、重さ約67g、税別1万円)、ぺティナイフ(刃渡り約12.7cm、重さ約55g、税別7000円)

ここ数年、調理道具では「軽量」がトレンドのひとつで、フライパン、鍋、まな板など、主要な道具はどんどん軽量化しています。包丁も同様。通常、包丁の重量は約120g前後(ステンレス包丁の場合)。しっかりと重さのある包丁が良いといわれてきました。そんな常識を覆す包丁を開発したのが、チタンやセラミック製品を開発しているフォーエバー(埼玉県川口市)。

同社ブランド「ridge(リッジ)」の包丁は、めちゃくちゃ軽い。刃渡り約16.5cmの三徳包丁で重さは約67g。「おもちゃ?」と勘違いするほど軽量です。それでいて、切れ味は一般的なステンレス包丁に勝るほど、気持ちよく切れます。

素材はチタン。そこにダイヤモンド粒子や銀などの粉末を混ぜて成形しています。硬いため、摩耗に対する耐久性も高く、英国の検査機関の刃物耐摩耗性試験では、一般的なステンレス刃の約67倍もの耐久性があったのだそう。要するに、ステンレス包丁よりも長く切れ味が続くので、研ぐ回数も少なくて済むということ。ただし研ぐ場合はダイヤモンドシャープナーが必要という点が弱点ですね。

メリットは他にもあります。ステンレス製包丁は意外とさびますが、チタンは半永久的にさびません。さらに、銀を含有しているので抗菌性があり、雑菌の増加も防げます。また、人工歯根や人工骨に使われるほどアレルギーが起こりにくい素材なので、金属アレルギーがある人にもおすすめ。

柄の部分は刃の付け根は平たく、端部はひし形になっている(写真提供:フォーエバー)

デザインも工夫されています。柄は、刃の付け根から端部に向かってひし形になっていてとても持ちやすくてすべりにくい。

業務用として使われることはほとんどありませんが、腕の力が弱い人、高齢者、金属アレルギーを持っている人などにおすすめです。あまりにも軽すぎて驚くと思いますよ。

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