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70万円でも大人気 ライカ・小型フルサイズの魅力

2019/6/11

「ライカQ2」は伝統あるライカの風格をそのスタイリングにまとっている。ソリッドなデザインと、シンプルな使い勝手はフォトグラファーを奮い立たせてくれるだろう

ライカのコンパクトデジタルカメラ「ライカQ2」が人気だ。価格は税込みで約70万円というカメラなのだが、今予約を入れても約3カ月は待つという。ライカというとレンズ交換式でレンジファインダータイプの「ライカM」シリーズを思い浮かべるが、この「ライカQ2」はレンズ一体型かつオートフォーカスで誰でも気軽にライカの味わいを楽しめる。それが大人気の理由のようだ。2015年6月に登場した前モデルの「ライカQ」から約4年を経てのモデルチェンジとなっている。

そのスタイリングは極めて上質である。カメラを知らない人が見ても「なんかスゴい」と思ってしまうほどスタイリッシュで美しいフォルムだ。一切のムダがなくソリッドなデザインは使い勝手の良さにも繋がっていて、手にするだけで「撮る気」が沸いてくるはずだ。なお「IP52」という防じん防滴仕様となっている。過酷な用途には向かないが、生活防水程度の防水や、有害な影響が発生するほどの粉じんが中に入らないレベルの防じんを備えている。

ボディサイズは約130mm × 80mm × 91.9mm。重量は約718g(バッテリー含む)だ。EVFと3.0型TFTタッチパネル式液晶モニターを備える。使用メディアはSDカード(UHS-II対応を推奨)

「ライカQ2」の存在感はなかなかのものだ。約718gと手に重量がズシリとくるが、コンパクトなボディーとはいえセンサーはフルサイズフォーマットなので当然だろう。画素数は4730万と、ハイエンドのフルサイズ一眼と同等レベルだ。レンズ焦点距離は開放F値1.7の28mmだが、35mm、50mm、75mmとクロップ撮影が可能となっていて、高画素をうまく切り取って使えるようになっている。その切り替えも右手親指がかかるサムレスト左にあるボタンを押すだけでクイックに切り替わるので、とっさのシャッターチャンスでも安心である。ちなみにクロップした画角がライブビューに表示されるのではなく、選んだ画角のブライトフレームが28mmのライブビュー像にオーバーレイされるのは、レンジファインダーで人気があったライカらしい印象を受ける。

搭載レンズ、LEICA SUMMILUX F1.7/28mmは9群11枚。非球面レンズを3枚使用した。オートフォーカスとマニュアルフォーカス、17cmまで寄れるマクロモードへの切り替えも容易だ

写りも素晴らしい。ライカらしい落ち着いた絵作りというよりは、やや鮮やかで色のりが濃い味付けである。「フィルムモード」機能を使って自分なりにパラメーターを調整すれば、風景からスナップショット、ポートレートまで好みの画質を得られるはずだ。

無料でダウンロードできる「Leica FOTOS」というアプリでスマートフォンとの親和性も高まった。Bluetooth LEで常時接続できるので、「ライカQ2」で撮影した写真をすぐスマホに転送し、SNSなどにアップできる点も人気のひとつだろう。ライカというとクラシックで難しいというイメージもあるが、この「ライカQ2」は新しいライカのイメージを作る一台になると感じている。

次ページで作例を紹介する。

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