エレガンスとフランクさ同居 万能ブレザーの基本学ぶ

MEN’S EX

―― それぞれに由緒アリ 紺ブレの伝統的型バリエ ――

クラブや学校などの所属を示した“エンブレムブレザー”
■POLO RALPH LAUREN/ポロ ラルフ ローレン

育ちのよさを感じさせる定番意匠
そもそもは貴族の紋章であったエンブレムだが、ブレザーにおいてはクラブや学校などの所属を示すものである(写真下はハーバード大学の公式エンブレムブレザー)。アイビーやプレッピースタイルの定番でもあり、これが付くだけで育ちがよく見えるのは出自の影響だろう。ブランドオリジナルのエンブレムを付けたこちらは、端正なシルエットがノーブルな趣を際立たせる。 13万円(ラルフ ローレン)

和製英語でジャズフェスティバルから命名“ニューポートブレザー”

■BEAMS PLUS/ビームス プラス

ダブルのアクを抑えたシンプル4B
ダブルブレザーのボタンを4つにしたスタイルで、すっきりとした見た目を好むファンが多い。アンソニー・パーキンス(写真下)は、装い方のお手本とされる俳優。日本では1960年代前半に紹介され、米国「ニューポート・ジャズフェスティバル」の参加者の装いに見られたことからこの名が付いたとか。上の一着はポリエステル製で、限りなく軽やかな着心地である。 3万4000円(ビームス プラス 原宿)

ブレザー発祥説の一つレガッタの定番“ストライプトブレザー”
■HACKETT LONDON/ハケット ロンドン

古典的なスタイルが今また新鮮に映る
現在もボート競技のレガッタの制服として採用されることの多い(写真下参照)伝統のブレザースタイルが、ストライプトブレザー。クリケットなど貴族階級が愛したスポーツの制服にもよく見られる、由緒正しきブレザー型である。写真上、清涼感溢れるリネンを用いた一着は、1839年から続く英国の夏の風物詩「ヘンリー・ロイヤル・レガッタ」大会の公式ブレザー。 7万2000円(ハケット ロンドン 銀座)

テニス競技の制服にも採用される“パイピングブレザー”
■ROWING BLAZERS/ローイング ブレザーズ×ビームス プラス

クラシックを地で行く個性派スタイル
テニスのユニフォームにもブレザーは用いられ、今も審判やスタッフがこれを着ているのをよく目にする。エッジにパイピングを施したデザインが多く、これは19世紀半ば~の、古典的なレガッタやクリケットのブレザーの流れを汲むものといえる。ネクタイ生地で縁取りした写真上の一着は、身頃がスウェット生地。スポーツウェアの出自を活かしたアレンジが巧い。 6万2000円(ビームス プラス 有楽町)

※表示価格は税抜きです。

撮影/YUJI TAKEUCHI(BALLPARK)〈人物〉、若林武志〈静物〉、久保田彩子〈静物〉 スタイリング/武内雅英(CODE) ヘアメイク/星 隆士(SIGNO) 文/吉田 巌(十万馬力)、伊澤一臣、秦 大輔、安岡将文

MEN'S EX

[MEN’S EX 2019年6月号の記事を再構成]

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