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20歳の頃

仕事作りは繰り返し 自分の夢が他人の価値になるまで C Channel社長 森川亮氏(後編・大学生インタビュー)

2019/5/27

女性向け動画配信サイトC Channelを経営する森川亮社長(52)が、キャリアの中で最初に壁にぶつかったのは26歳の時だったという。森川氏が語る「20歳の頃」後編では、今まさに20歳の頃を生きる大学生2人が森川氏にインタビューした。

聞き手 高畠心(たかはた・こころ)早稲田大文学部5年、就職活動中 後藤大海(ごとう・ひろみ)慶応大法学部4年、来春からテレビ局で勤務予定

――(高畠)私は実は就活2年目で、なんのために働くのか、自分の人生の目的ってなんだろうといった自分の軸をずっと考えています。森川さんはこれまでたくさんの事業を成功させてこられましたが、その原動力となる軸はどうやったら持てるようになったのですか。

僕は26歳で初めて壁にぶつかったと感じました。それまで、社会で認められる大学を出て日本テレビという大企業に就職してという人生を歩んでいたのですが、会社で自分のやりたい仕事ができない状況になったんですね。それで、自分の幸せってなんだろうと深く考えるようになりました。

この時、自分の母に聞いたんです。「僕は物心つく前、何をしている時が楽しそうだった?」って。大人は劣化した子どものようなものかもしれなくて、社会のあかにまみれていくうちに、成長もするけれど自分の原点もわからなくなってしまうでしょう?母は「何か新しいものを発見したり、生み出したりした時、あなたは幸せそうだった」と教えてくれた。ああ、僕はきっと新しい事業とかサービスを立ち上げるような仕事が好きなんだろうなと考え、そこから経営や起業に興味を持ち始めました。

壁を乗り越えるとか打ち破って次に進むには、ジャンプする勇気と理想を持つことが大事かなと思います。人生はなだらかな坂道ではなく階段だと思っていて、時にはバージョン1.0から2.0にジャンプする必要もある。その際に、自分にちゃんと理想があれば、どういう手段をとってどういう道を進めばいいか、自分らしい進み方が見えてくるんじゃないでしょうか。

■自分の中の小さな「火」を消さないで

――(後藤)やりたいことを仕事にするために、森川さんが実践してきたことはありますか。

シンプルなことなんです。自分がやりたいことがある。それを必要としている人は誰なのかを探す。その人がいくらだったら払ってくれるかを聞いて、提示額よりも安く、より良いものを提供する。それを繰り返すと自分がやりたいことで食べていけるようになるのです。

日本テレビにいた時も、自分のいた部署では必要とされていなかった事業をやりたかった。じゃあ、この事業を必要としている部署はどこだろうと考え、その部署に行って提案し、事業展開しました。社内では必要とされる場所がないなら、他の会社の人に提案してみた。そうやって、自分のアイデアが必要とされる場所を探すということを繰り返してきたのです。

でも、自分がやりたいだけではダメです。相手にとって価値のあることなのかをちゃんと考える。誰かにとって価値のないことだと、単なる趣味。ビジネスにはならないですから。

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