リーダーが語る 仕事の装い

スーツの裏地に潜む粋の美学 職人技、時計と響き合う ショパール共同社長 カール=フリードリッヒ・ショイフレ氏(上)

2019/5/23

■ひげの手入れはクラシックなカミソリで

――ご自身の趣味であるクラシックカーにもつながりそうです。

「クラシックカーはクラフトマンシップそのものです。現代の車は手作りとはいえませんが、クラシックカーはまさにハンドメードですから。ショパールが協賛してきたミッレミリア(イタリアで開催される有名クラシックカーラリー)をはじめとするモータースポーツと時計には、職人技という響き合う魂があります」

――身だしなみで気を使うところはありますか。

「父はひげが大嫌い。私もジェントルマンの身だしなみとしてクラシックなカミソリを使い、ていねいにひげをそります」

「家訓ですけど、我が家では代々、紳士たるものひげをはやしてはいけない。これはジェントルマンの身だしなみとして父から受け継いできました。私が17歳のころ、ちょっとだけひげをはやしていたら、父からひげをそったら100マルクあげると言われて、なんのためらいもなくそりました。父は今でもひげが大嫌い。21歳になる息子がひげをはやしているので、いいとか悪いとか話し合うんです。妻は若い人はいい、でも白髪のひげはだめ派。私に対しては、休日とラリー、スキーの時以外はそってくれといいますね」

「ひげの手入れにはクラシックなカミソリを使います。ブラシでクリームを泡立ててね。出張ではいつも旅行用のひげそりセットを持ち歩いています。電気ではない道具でていねいにそることは、ジェントルマンの儀式みたいなものです」

(聞き手はMen's Fashion編集長 松本和佳)

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