カフリンクスは時計の重要な脇役 つける人の個性表現ショパール共同社長 カール=フリードリッヒ・ショイフレ氏(下)

「ちらりと見て高価な時計だと相手に気付かれたとしても、これ見よがしで自慢げなものではないもの。そういう時計がいいですよ」と話すカール=フリードリッヒ・ショイフレ共同社長(東京都中央区のショパール銀座本店)
「ちらりと見て高価な時計だと相手に気付かれたとしても、これ見よがしで自慢げなものではないもの。そういう時計がいいですよ」と話すカール=フリードリッヒ・ショイフレ共同社長(東京都中央区のショパール銀座本店)

1860年に創業したスイスの高級時計・宝飾品ショパールを1963年に引き継いだのがショイフレ家だった。カール=フリードリッヒ・ショイフレ共同社長は20年ほど前に、時計の一貫製造を甦らせようと一念発起。約20年でベースムーブメントを11種類、派生ムーブメント80種類以上を開発し、ショパールは世界ブランドへと飛躍を遂げた。ショイフレ共同社長は自らがブランドの広報マンでもあると公言する。彼がビジネススタイルにおける時計の重要な脇役として重視するのがカフリンクスだ。小さな一対のアクセサリーには、こだわりの思いが込められていた。

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■ジェントルマンの数少ないアクセサリー

――カフリンクスを愛用されています。どこに魅力を感じますか。

「シャツには必ずカフリンクスをつけます。なぜ好きかといえば、カフリンクスは自分の個性を表現できるものだからです。そこから会話も生まれます。時計やネクタイの色と合わせる、さりげなさがいい。イヤリングや指輪は男性からは少々遠いジュエリーですが、カフリンクスは身近なもの。現代のジェントルマンが手軽に身につけることができる、数少ないアクセサリーといえるのではないでしょうか」

仕事の装いではどんな時でもカフリンクスをする。服装ではなく、時計に合わせるのがショイフレ共同社長の流儀だ

――コレクションの数はどのくらいですか。

「改めて数えたことはないのですが30個以上はあります。出張にも数種類を選んで持っていくのですが、今回の来日のように時間がないときには、ぱッとつかんだものをかばんに入れます。専用のポーチにしまってね。旅行では万一無くしても後悔しない、実用的なものを選びます。いま着けているのはシルク素材のノット(結び目)という実用的なものです」

■つける時は服ではなく時計との調和で

このカフリンクスは時計のムーブメントに使われた部品を使った珍しいもの。フェースのゴールドに合わせてカフリンクスもゴールドで

――貴重なカフリンクスをご紹介いただけますか。

「こちらはショパールの時計のローターという部品をそのままカフリンクスにしためずらしいもので、素材はゴールドです。家紋を模したものもあります。ショイフレという名はシャベルを表しており、家紋がシャベルの模様になっているでしょう。いずれも特別に作ってもらったものなので、旅先では金庫に入れていますよ(笑)」

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