欅坂46、4年目の変革期 団結力が増し個性が開花

日経エンタテインメント!

2019年4月にデビュー3周年を迎え、お披露目からは約3年半が経過した欅坂46。2月に発売した8thシングル『黒い羊』は初週約75万枚を売り上げ、デビュー以来8作連続でオリコン週間1位を記録した。グループは勢いを継続しているが、現在はかつてない大きな変化の時を迎えている。

(写真:アライテツヤ)

その1つが、これまでの全シングルでセンターを務め、グループの顔である平手友梨奈が、ケガや体調不良により“不在”となる機会が増えたという点だ。

平手は18年4月の「2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE」を欠席したが、同年7月の野外ライブ「欅共和国2018」で復帰。しかし、同年12月には腰部打撲などの治療のため、再び活動を一部休止し、『黒い羊』を音楽番組初披露した19年2月の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で、センターに復帰している。

結成以来初めて迎える試練

欅坂46運営委員会委員長を務める今野義雄氏は「平手は人一倍エネルギーを使って、作品をピュアに表現しようとしている分、ベストコンディションをキープするのが難しいこともありました。そのため『1年中全力疾走を続けるのではなく、違うやり方も考えよう』と本人と話しました」と語る。

さらに、18年11月には今泉佑唯と志田愛佳、19年2月には米谷奈々未が卒業。そして写真集を20万部以上売り上げた人気メンバーの長濱ねるも、『黒い羊』での活動をもっての卒業を発表した。結成から3年以上もメンバーが不動だったグループにとって、初めて直面する大きな試練となった。

この逆境をメンバーは個々のスキルを上げることで乗り越えようとしている。3年連続の出場となった18年大みそかの『NHK紅白歌合戦』では、平手に代わって小林由依がセンターを担った。また、年末の音楽番組では鈴本美愉、土生瑞穂、渡邉理佐もセンターに立っている。平手不在とメンバー卒業の危機は、グループ全体の団結力を増すきっかけにもなった。

「小林、鈴本、土生、渡邉は迷いながらも、相当の覚悟を持ってやり切りました。4人とも、平手とはまた違う表現で『アンビバレント』の主人公である“僕”になりきるくらいに、進化していたと思います」(今野氏、以下同)

初めての後輩となる2期生の加入も大きなプラス要因だ。「けやき坂46は日向坂46として独立する方向に向かったので、新しいメンバーを加えて活性化する時期が来たと感じました。ちょうど乃木坂46と日向坂46もメンバーを加えたいタイミングが重なった。そこで、合同でオーディションを開催しようと決めたんです」。

エンタメ!連載記事一覧