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人事を変えるテクノロジー

2019/5/22

人事を変えるテクノロジー

――HRテックを重視する理由は?

「背景には『ミレニアル世代』(一般に1980年代~90年代半ばまでに生まれた人を指す)への対応があります。PwCは158カ国・地域のネットワークがあり、25万人以上が働いています。15年にはミレニアル世代がスタッフの過半数を占めるようになりました」

ミレニアル世代の活躍、デジタルが前提

ミレニアル世代のやる気を引き出すにはHRテックが欠かせない

「彼らはデジタルネーティブで、調べてみると『業務のやり取りはテクノロジーを介したい』という人が6割いた一方、『人事のフィードバックは面談で』という人が9割に上りました。その下の『Z世代』も今後増えていきます。こうした世代に活躍してもらいたいのですが、やる気スイッチは一人ひとり違います。デジタルに親しみ、多様な価値観を持つ彼らに気持ちよく働いてもらうには、HRテックは絶対必要です」

「日本でも働き方に対する考え方が変わりつつあります。これまでのように『社員は会社の色に染まる』のでなく、個人が自立し、自分に合う組織を選ぶという流れが出てきました。そんななかで『ウチの会社で働くと、こんな貴重な経験が得られ、これだけの利点があります』と説明できないようでは、優秀な人材を集められません。HRテックは、PwCでできることを見える化するのにも役立つと思っています」

――導入の効果と課題は?

「リアルタイムという意識が人事の面でも浸透し、スピード感が増したのが一番大きい効果です。自分への評価を仕事にすぐに生かしたり、日常的にデジタルで研さんを続けたりするのが当たり前になってきました」

「PwCは技術力、分析力、人間力の3つを重視してイノベーションを進める目標を掲げています。なかでも判断力、やる気、顧客と良好な関係を築くといった人間力が、ボトルネックになるのではないか。個人的にはそう考えています。組織の人材育成力を上げるためにHRテックをどう役立てるかも探っていきたいです」

(笠原昌人)

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