N
出世ナビ
人事を変えるテクノロジー

2019/5/22

人事を変えるテクノロジー

「まずスマホで質問に答えていき、デジタル習熟度を測ります。組織内での順位も分かります。その結果を基に個人向けの学習コースを提案します。学習のレベルだけでなく、忙しさなどに合わせてさまざまなコースを選べます。たとえば『週20分程度のレクリエーション型』とか、『週60分のオリンピアン(オリンピック選手)型』といった具合です。レベルが上がったら、次のコースに進みます」

「デジタル・フィットネス・アセスメント」の画面イメージ

「これからの時代は『デジタルが苦手』とか、『文系だから不要』という言い訳は通じません。統計や数字を扱うスキルだけでなく、デジタルに対する前向きな価値観や態度、常に最先端を勉強しようという姿勢も求められます。そうした心構えや行動パターンも能力分析に組み入れ、伸ばせるようにシステムを設計しています」

――3つ目の「データを人事に生かす」取り組みは?

「(社員に関するデータを組織づくりや人事に利用する)ピープル・アナリティクスの新しいシステムを試験的に導入しています。他社のシステムをPwCに合わせて変えたもので、現在データを集めているところです。優秀なコンサルタントの人材データを分析し、採用活動や人材の適正配置、離職防止などにつなげるシステムをつくるのが狙いです」

「まだ研究中ですが、たとえば採用に生かすとすれば、『目立った成果を出している人の傾向を分析して、大まかに体育会系とかクリエーティブ系のように分類する』『これまでの採用がある系統に偏っていたと分かれば、別の系統の人の採用も検討してみる』といったことが考えられます。最終的な意思決定は人がしますが、その判断にデータを生かす仕組みにしたいのです。2020年の本格導入を目指しています」

次のページ
ミレニアル世代の活躍、デジタルが前提
ブックコーナー ビジネス書などの書評はこちら