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つけ麺にA5和牛のトッピング 豪州ラーメン最新事情

2019/5/26

オープンしてまだ約1年ながら連日満席の「Gaku Robata Grill」

世界的なラーメンブームの中、オーストラリア・シドニーでは近年ラーメン大ブームが巻き起こっている。日本から上陸した有名な豚骨やしょうゆの定番ラーメンだけでなく、今やつけ麺や味噌ラーメンまでオーストラリア人に食されているのだ。中にはA5ランクの高級和牛をトッピングした豪華なラーメンまで登場。百花繚乱(りょうらん)のシドニー・ラーメン、最新事情をリポートしよう。

まずはシドニーにある「Gaku Robata Grill(楽ろばたグリル)」を訪問。街の中心部から徒歩約15分もかかるにもかかわらず、いつも行列のできる話題の店だ。定番の「Chicken-Tonkotsu(チキン-豚骨)」(15豪ドル/約1170円)や、「Asari Soy(アサリ塩)」(17豪ドル/約1326円) ・「Duck”Yuzu”(カモユズ)」 (19豪ドル/約1482円)といった和風テイストなど、ランチは40杯限定で5種類のラーメンを提供し、夜は炭火炉端焼きを楽しませる。地元の常連客が多く、中には週5ペースで通う熱狂的なラーメン・ファンまでいるという。

特筆すべきは、同店では「日本産の和牛」を使った「A5 WAGYU BEEF RAMEN」(30豪ドル/約2340円)を提供していること。高級プレミアム商品ながら、日本で和牛を食べたことがあるオーストラリア人や、和食好きな客に大人気。「オーストラリアでは非常に珍しい鹿児島産のA5ランクの和牛を輸入して使っています」と説明するのはオーナーの犬飼春信さん。オーストラリアには地元のオージービーフや地元産のWAGYU(和牛)が出回っているが、日本産和牛を輸入して使っているのはとても珍しいという。

ラーメンブームのわくシドニーでは、A5ランクの和牛を使った高級ラーメン(30豪ドル/約2340円)が人気

さっそく注文してみると、しょうゆベースのスープには麺が見えないほど和牛のスライスがのせてある。和牛は熱々のラーメンにのせる前に生のものを薄くスライスしたもので、軽くしゃぶしゃぶしたような食感。口に含むとほのかに甘いうま味が押し寄せ、それほどかまなくとも溶けてなくなる。日本人なら焼き肉で味わいたくなる濃厚なうま味。ブラックペッパーが効いているので食べ飽きない。

日本産和牛はオーストラリア産の和牛とはうま味も肉質も全く異なるので、そのおいしさを味わってもらうために、わざわざ輸入しているのだという。「日本産和牛ってこんなに軟らかくて濃厚なの?と地元の方はとても驚かれます」と犬飼さん。

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