乱気流の今こそ心に 王子直伝、積立投資の極意7カ条積立王子のヤング投資入門(23)

さあ、ばっちり決まったところで、常々発しているメッセージですが、いい機会なので積み立て投資を続けるために必要な心構えを7カ条に整理してみましょう。

【心得その1】積み立て投資はエンドレス!

積み立て投資は長期で継続してこそ意義ある行動です。毎月は少額でも10年・20年・30年と続けて投資金額が積み上がっていくことで、複利効果が雪ダルマ式に効力を発揮するからです。生涯軸で投資期間を見据え、老後といえども「使いながら増やす」考え方が身につけば、目先の相場動向で欲に振り回され心乱すことからも逃れられます。

【心得その2】積み立ては無理ない金額で!

将来に向けた資産形成に気合が入るのは良いことですが、気合を入れすぎて不相応に多額の積立金額を設定してしまうと、毎月の資金のやり繰りが苦しくなり、結局挫折してしまいかねません。収入に鑑みて、問題なく出せる金額から始めましょう。余力が出たら増額すればいいのです。長期投資は長い旅。続けることが何より大事と心得てください。

ですが、同時にもうひとつ。一度決めたら積み立て投資は毎月の家賃と同等のステータス。お給料から最優先で差し引く覚悟が肝要です。「余ったら……」なんて考えの甘ちゃんには積み立て投資は続けられません。

【心得その3】世界の経済成長を養分に!

資産形成を目的とする長期投資は決して相場で「勝負する」ことはありません。目先の値動きを追いかけ、勝ちにいこうと売買を繰り返している限り、将来の財産づくりは到底おぼつきません。

お金を合理的に育てる場所は実体経済です。経済活動が必要とする資金を投資マネーとして働きに出し、経済成長が実現することによってお金も相応に育っていく――これが長期投資のコンセプトの大前提です。

そして今、世界中で最も安定した長期的成長軌道が想定されているのが世界経済全体と捉えるならば、世界の経済成長を養分としてお金をゆっくりと育てていく考え方が「国際分散投資」だと覚えておいてください。

【心得その4】相場下落は仕込みの時!

積み立て投資は別名、時間分散投資です。毎月同じリズムで同じ金額を買い付けることで、投資タイミングを年12回に分けることができるわけです。この究極的なタイミング分散を続けることによって、相場が下落して投資家のマインドが冷え切った時でも、また時折起きる大規模な暴落相場の時でさえ……値動きに恐怖することなく悠然と買う側に回ることができるのです。

そして安い水準で買うことができれば、当然、その後の相場回復と経済成長によってもたらされる価格上昇が、お金をより大きな果実へと育ててくれるわけです。積立投資家にとって下落相場は絶好の仕込み時と理解できれば、相場の上下に翻弄されずいつもニコニコ穏やかな気持ちでいられます。

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