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旅行直前に病気で断念 航空券は払い戻せる場合がある

NIKKEIプラス1

2019/5/23

複数の航空会社がキャンセルなどについて「人道的な配慮に基づいて特例措置をとる可能性がある」としている。子どもが病気になったり、自分が病気になってしまい子ども1人で搭乗させるわけにはいかなかったりするケースなどでも、特例措置を受けられる可能性は高い。

■保険で航空券代を補償

格安航空会社(LCC)では、購入した時点でキャンセルできない運賃のタイプもある。一方、事情によっては対応してもらえる場合もあるため、早めの連絡・相談が重要になる。また、ピーチ・アビエーションは「Peachチケットガード」という保険商品を用意しており、別途保険料を支払うことで、万一の際に航空券の代金の補償を受けることができる。

航空券の払い戻しなどについて、各社の公式サイトに国内線の記載はあるが、国際線は明記されていないこともある。国際線は購入窓口や運賃のタイプによって対応の内容や、対応が可能かどうかが分かれるため、個別に相談する必要がある。記載がないからといって対応してもらえないわけではないようだ。

鉄道はどうだろう。JRは出発当日の急病なども含め、本人の都合に対する特例措置は設けていない。有効期間が長い乗車券と、指定席特急券を別々に購入することができるうえ、指定席で乗る予定だった特急列車に乗り遅れても、当日中は後続の特急列車の自由席に乗ることができる。そもそも、この対応が特例措置といえる。

■新幹線が2時間以上遅延、特急券払い戻し

なお、新幹線が2時間以上遅れた場合は特急券が全額払い戻しされることや、列車の運休により5日以上使用できなくなった定期券や回数券などは、延長や払い戻しの措置があることも見落としがちな対応だ。

新幹線が2時間以上遅延した場合は特急券が全額払い戻しされる(4月、JR東京駅)

楽しみにしていた旅行に予定どおりに出かけられるのが一番だが、急病などの不測の事態に対する金銭面での対応をきちんと把握しておけば、残念な気持ちも少しは和らぐのではないだろうか。

(ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢)

[NIKKEIプラス1 2019年5月18日付]

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