大企業で遠回りした15年 仕事人として軸を探す時間C Channel社長 森川亮氏(前編)

入社するときに希望していた番組制作ではなく、コンピューターシステム部に配属されたのも、納得できませんでした。3年がんばれば希望の部署に異動させると言われたものの、がんばるものだから仕事ができると評価され、やればやるほど異動できないというジレンマに陥ってしまいました。

日テレを辞めたあとソニーに転職しましたが、通算15年も大企業に勤務していました。今思うと、僕は遠回りしたなあと思います。ベンチャー企業をへて自分でC Channelを起業したのは48歳の時ですから。

48歳でC Channelを起業した

遠回りしたのですが、私はとにかく、自分のやりたいことを全てやってみたのです。日テレにいた間には、急にイラストレーターになろうと決意して、バンタンデザインスクールに通ったこともありましたが、半年ほどで先生に「向いてないからやめたほうがいい」と言われて断念。クリエーターに向いてないなら、経営する側に回ればいいのかと思い、次はTACという会計士を育成する専門学校に通ったこともありました。遠回りで時間はかかりましたが、自分に向いていること、向いていないことは明確になりました。

■20歳のあなたへ
自分は何が向いているかわからないなら、働いてみて、自分の能力を知ってほしい。

ビジネスで生きていこうと思うなら、いろいろな場所で働いてみて、自分の能力を評価してもらい、自分には何が向いているかとか、どんな仕事がしたいかを見極めたらいいのではないかと思います。恐らく、多くの学生は自分がどっちの方向に行けばいいか見えていないでしょう?それならば、部活やサークルなどより仕事したほうが、自分の可能性が見えるんじゃないでしょうか。

仕事を経験すると、自分の能力がわかる。仕事との相性がわかることもあります。さらに人の裏側もみえてきます。遊んでいるときと違い、仕事では人の本性もみえてきます。そういう経験をぜひ若いころに積んでほしい。

大学生ですから、もちろん勉強は大事ですが、大学の勉強そのものが実際のビジネスよりも古いんですよね。私は社会人になってから大学院にも2度通っていますが、個人的には社会に出るのであれば、社会に役立つことを学んでおいた方がいいです。やっぱりビジネスは最先端にいないと勝てないと思うので、最先端の人と一緒に働いてみるのが一番じゃないかと。だから、20歳くらいから、起業とかインターンを経験してみてほしいですね。

(安田亜紀代 藤原仁美)

◇来週は、今まさに20歳の頃を生きる大学生2人が、U22記者とともに森川氏にインタビューした後編をお届けします。

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