育休の連続取得は可能 給付金2人目以降は確認人生100年時代のキャリアとワークスタイル

2019/5/23

連続して育児休業を取る場合、3人目以降はどうなる

育児休業は原則として子どもが1歳に達するまでですが、保育所は年度の途中での受け入れが難しい場合が多く、1歳6カ月まで延長するケースは決して珍しくありません。2017年10月以後、改正により最長2歳まで育児休業が延長できるようになると 、2歳まで延長するケースも出てきました。育児休業が長期化することもあり、育休中に次のお子さんを妊娠される可能性もあるでしょう。

有期契約労働者で契約期間の上限が決まっている場合など、明らかに労働契約が更新できないケースなどを除き、基本的には連続で育児休業を取得することは可能です。

この場合、第2子に係る産前休業開始日の前日(産前休業を取得しない場合は、出産日)に第1子に係る育児休業が終了することになります。

ところで、連続して育児休業を取得する場合、第2子に係る育児休業給付金をもらうことはできるのでしょうか?

育児休業給付金は、雇用保険の被保険者が原則として1歳(一定の場合は1歳2カ月。延長理由に該当する場合は1歳6カ月又は2歳)未満の子を養育するために育休を取得した場合に、休業開始前の2年間に賃金支払基礎日数が11日以上ある完全月が12カ月以上あれば 、受給資格が得られます。要は、休業に入る前の1年間に、月の半分以上は給与をもらえる程度に働いていた実績が求められるということでしょう。なお、この賃金支払基礎日数には、有給休暇を取得した日も1日としてカウントされます。

第2子の「休業開始前の2年間」は、連続して育休を取る場合は第1子の休業中なので、この要件を満たしていないことになります。ただし、これには「例外」があります。

育休開始前の2年間に妊娠・出産等の理由により引き続き30日以上賃金の支払いを受けることができなかった場合は 、2年に賃金の支払いを受けることができなかった期間を加えることができ、最大で4年まで延長することが認められているのです。

休業開始前の4年前まで遡れば、上記の受給資格を満たすケースは広がるため、連続して育休を取る場合、第2子までは対象となることが多いと言えます。

つまり、先の例で平均給与が30万円の人であれば、第2子が1歳になるまで育休を取った場合、約182万円の育児休業給付金がさらに受給できることになります。なお、第1子に係る育児休業給付金については、第2子の産前休業開始日の前日(産前休業を取得しない場合は、出産日)まで支給されます。

それでは、第3子はどうなるでしょう? 第1子、2子の産休・育休期間中ずっと働くことができないことを考慮すれば、さすがに最大4年前まで遡っても、受給資格を満たすことはほぼ難しいと言えるでしょう。 この場合であっても、出産育児一時金と出産手当金は対象となります。

育児休業が取れることは、イコール育児休業給付金がもらえることだと思われている方も多いですが、必ずしもそうではありません。