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ソニー・スクエニ・東京税関 グルメすぎる社員食堂

スクウェア・エニックスの食堂「Lounge」 さまざまなタイプの座席があり、食事以外の利用者も多い

続いて、「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」シリーズなどゲームソフトの開発、出版事業などを行うスクウェア・エニックス。12年に東新宿に本社を移転し、それに合わせて食堂を新設した。「初めから食堂をつくろうとしていたのではなく、部門やグループ会社の垣根を越えたコミュニケーションが図れる場をつくりたかった」と話すのは、総務部の村上元啓さん。新たなイノベーションを生み出し続けるために社内のコミュニケーションの充実が重要だと考え、食堂にその機能を持たせたという。

ランチタイムは11時半から15時だが、食堂の営業時間は8時45分から20時半までとなっており、終日さまざまな目的で利用できるようにしている。一人での作業がしやすい座席、打ち合わせ向きのテーブル席など、座席の種類は豊富。また、食堂の一角にはTVゲームやアーケードゲームが楽しめるコーナーを設置。自社製品だけでなく他社の製品もあえてそろえることで、息抜きとしてやアイデアを生み出すきっかけにしているほか、社内のe-スポーツ同好会の有志が活動する場所としても提供されている。

スクエニ社員食堂の人気メニュー「プレートランチ」(左) クオリティーの高い「カフェラテ」(右)などカフェメニューも充実

メニューはすべて日替わりで、麺類、丼、「プレートランチ」の3つ。それぞれの提供場所に並び、会計はSuica(スイカ)やPASMO(パスモ)など交通系IC、あるいは専用レジで現金での支払いも可能だ。ランチ利用者の半数がオーダーするという「プレートランチ」(510円、税込み)は、複数ある主菜、おかず、スープ、ご飯からそれぞれ好きなものを選べるメニュー。

肉、魚、野菜などをバランス良く取れるのが人気の理由だ。アレルギー特定7品目や牛、豚、鶏など何の肉が入っているかを明示し、アレルギーを持つ人や宗教上の理由で食べられないものがある外国人スタッフなども安心して食事ができるよう配慮している。

さらに、カフェメニューとして、バリスタ世界チャンピオンがプロデュースするカフェ「ポール バセット」とのコラボレーションメニューも好評。トップバリスタが同社のために焙煎・ブレンドしたコーヒー豆を使ったカフェラテ(230円、同)など、クオリティーの高い一杯を提供している。それにもかかわらず、実店舗でオーダーするより安価で飲めるのも、社員食堂ならではの特典だ。

従業員約3000人に対し、一日のランチ利用は約600人、カフェのみの利用も含めると1200人前後となる。クリエーティブな仕事が多い同社の社員は、気分転換のため外に食べに行く社員も少なくないという。

利用者をさらに増やすためには、社員のニーズを柔軟に取り入れたメニュー編成や、季節ごとのイベントを実施して食堂をより活性化させることが目下の課題だ。村上さんは食堂の委託事業者であるエームサービスと積極的にミーティングを行い、「多くの社員に支持され、社員のパフォーマンス向上に役立てられる場所にしたい」と意気込む。

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