Men's Fashion

上質シャンブレー 青の濃淡楽しみ、オンオフ着回す

トレンド

2019.5.28

MEN'S EX

カジュアルは言うに及ばず、その爽やかで豊かな表情の生地感は、オンでも存在感を発揮する。これまでM.E.では伊のドレスシャンブレーを中心に推してきたが、オンオフの境目がゆるい今、米のカジュアルタイプまでその幅を広げてみた。

[ 伊のドレシャンは安定の汎用度 ]

■ERRICO FORMICOLA

2008年スタートの、ナポリの新進ブランド。とはいえ、ルイジ ボレッリなど老舗で経験を培ったフォルミコラ氏だけに、その仕立ての美しさには定評がある。特に、動きやすさとシャープなシルエットを両立する点で評価が高い。

スーツも楽々こなすドレス仕立ての上質シャンブレー

適度にゆとりがありながらも、無駄な部分はない端正なシルエット。そして、高さのある台襟や後付けの袖、はたまた鳥足留めされたボタンなど、随所にドレスシャツのワザが滲む。生地も実に滑らかで質が高い。 2万3000円(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)

〈 ON 〉威厳あるダークスーツもVゾーンで軽さを演出

艶色タイとの緩衝役に。 スーツ4万円〈オーダー価格〉/麻布テーラー、タイ1万円/麻布テーラー(以上麻布テーラープレスルーム) チーフ4000円/フェアファクス(フェアファクスコレクティブ)

〈 OFF 〉アメリカンなウェアにさりげない上品さを付与

王道アメカジもどこか品よく。 ジャケット5万2000円/バラクータ × シップス(シップス 銀座店) ニット1万3000円/トゥモローランド トリコ、パンツ2万7500円/フォロウ(以上トゥモローランド)

■BAGUTTA

創業は1975年。ミラノ屈指の老舗チット社がスタートさせた。クラシックスタイルだけでなく、トレンド性の高い色柄やコンセプチュアリーな生地の提案も得意。シャツ地のアウターも積極的に手掛けるなど、モダンな発想も魅力だ。

インディゴの開放的な雰囲気をドレスな襟でも楽しむ

タイドアップでもノータイでも美しく決まるカッタウェイ。カジュアルなシャンブレー生地も、高さを持たせたドレッシーな仕立てに、ミラノ発らしい洗練が漂う。そのうえ、表前立てやカフボタンにゴールドを配する遊び心も。 2万8000円(バインド ピーアール)

〈 ON 〉ワイドカラーならノータイでも端然と

お馴染みアズーロ・エ・マローネ。ウール×シルクの柔らかさに、シャンブレー生地がマッチする。 スーツ16万円/タリアトーレ(トレメッツォ) チーフ6000円/フマガッリ(ビームス 六本木ヒルズ)

〈 OFF 〉襟型と上質な素材感ゆえスポーティでもラフすぎない

極軽量なウインドブレーカー。シャンブレーはスポーツ系とも好相性。 ジャケット8万6000円/ストーン アイランド(トゥモローランド) パンツ1万2000円/エトネ(ユニバーサルランゲージ 渋谷店)