マネー研究所

カリスマの直言

長期化する米中摩擦 世界株上昇は変わらず(藤田勉) 一橋大学大学院特任教授

2019/5/20

日本では中国の景気に対して、過度な悲観論が多いようにみえる。筆者は18年11月、19年3月と2回にわたって中国を視察し、米中摩擦の影響は限定的であると述べた(詳細は18年11月12日の「中国のシリコンバレーで見た貿易摩擦の行方」、19年3月11日の「中国悲観論は行き過ぎ 株急落は投資の好機」を参照)。そして米S&P500種株価指数が史上最高値を更新するなど主要な世界株価指数は4月に上昇基調を強めた。

■株価急落は投資の好機

結論として米中摩擦の長期化は避けられないものの、それぞれ世界最大、世界2位の経済規模を持つ米中が決定的に激突することはないだろうと筆者はみている。結果として米中の対立が株式相場の腰折れを生む可能性は低く、20年代に向けて「人工知能(AI)革命相場」は息長く続くだろう。一時的に株価が下落する局面は投資の好機をもたらしていると考える。

藤田勉
一橋大学大学院経営管理研究科特任教授、シティグループ証券顧問、一橋大学大学院フィンテック研究フォーラム代表。経済産業省企業価値研究会委員、内閣官房経済部市場動向研究会委員、慶応義塾大学講師、シティグループ証券取締役副会長などを歴任。2010年まで日経ヴェリタスアナリストランキング日本株ストラテジスト部門5年連続1位。一橋大学大学院修了、博士(経営法)。1960年生まれ。

マネー研究所 新着記事

ALL CHANNEL