nanaco還元率下がるけど… 一工夫でポイント上乗せポイント賢者への道(113)

NIKKEIプラス1

写真はイメージ=PIXTA
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セブンイレブンなどの店舗で使える電子マネー・カードがnanacoです。本欄ではそのお得な利用法を2月に紹介しましたが、そのポイント還元率が7月から下がることになりました。セブン&アイのグループではコード決済を導入するなどポイント獲得の仕組みが変わります。改めて有利な決済方法を考えます。

nanacoをセブン&アイのグループ各店で利用したときの還元率は現在1%です。満足できる水準だと紹介しましたが7月からは0.5%に半減します。

同時期に始まるのが7pay(セブンペイ)という、スマホを使ったバーコード決済です。「セブン―イレブンアプリ」上で会員登録し、nanacoと同様、各種クレジットカードや現金で事前にチャージ(入金)して使います。

7payのポイント還元率は0.5%になる予定で、たまるポイントの種類はやはりnanacoポイントです。つまり7月以降、電子マネーnanacoはポイント獲得面で7payと同列の扱いとなります。

以前からの利用者は残念がるでしょうが、実は工夫の余地があります。同グループには3カ月間の合計利用額に応じて点が付いてイベント優待などを受けられる「セブンマイルプログラム」があります。会員登録してアプリ画面を店舗レジで提示する仕組みです。

その内容が9月から変更され、たまった点を好きなときにnanacoポイントに交換できるようになる予定です。nanaco(または7pay)と併用すれば従来通り1%還元を受けられるわけです。

補足するとnanacoも7payも特定のクレカを用いてチャージすると、クレカ独自のポイントが付きます。例えばセブンカード・プラスなら0.5%付くのでトータルの還元率は1.5%になる計算です。

菊地崇仁
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2019年5月11日付]

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