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ママも赤ちゃんも喜ぶ抱っこひも 宋美玄先生が指南

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『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』の著書などで有名な産婦人科医・医学博士の宋美玄先生。自身も長男・長女の2人の子どもの母として、妊娠・出産を経験し、日々子育てに悩むこともあるといいます。そんな宋先生が、ママにも赤ちゃんにもハッピーな抱っこひもの選び方、着け方をアドバイスします。

腰痛、肩こりを引き起こさない抱っこひも選び

毎日の赤ちゃんの抱っこや授乳で、腰痛や肩こりがひどくなっていませんか? 抱っこひもを使っていても、肩や腰への負担は相当なもの。肩や腰が太めのベルトになっていても、実はちゃんとしたサポートになっていないものもあるので要注意です。赤ちゃんは生まれてからどんどん重くなる一方なので、抱っこによるママの体への負担は妊娠中より重いくらいです。

私も以前は肩こりと腰痛があり、日々悩んでいました。2人の子どもを産んで、抱っこの日々になってからはなおさら。でも、それが画期的に改善したのは、さまざまな専門家の方から学び、正しい姿勢を学んだことと、正しい抱っこひもの選び方を知ってからです。

まず、抱っこひもの選び方です。赤ちゃんを入れたときに、ママの鎖骨近く、肋骨の一番上に赤ちゃんの頭が乗るくらいの高さになるものを選ぶこと。市販のものを見ると、赤ちゃんの頭がママの胸くらいまで下がるものが多いのですが、これでは赤ちゃんの体重がお尻にかかり、赤ちゃんの背骨に負担を掛けている状態になってしまいます。すると、赤ちゃんの脊髄の間隔が均等にならないまま固定してしまう恐れもあります。

ママの顎のすぐ下に赤ちゃんの頭がくるくらいの高さで付けられる抱っこひもがオススメです。

間違った抱っこひも選びは、赤ちゃんの背骨だけでなく、体全体に負担を掛けます。例えば、新生児から使えるもので、赤ちゃんの脚がぶら~んと伸びて、垂れ下がってしまうものがありますが、赤ちゃんの脚は本来M字開脚であるべき。無理な姿勢が股関節脱臼を引き起こす心配もあります。赤ちゃんの脚がM字にならず、すとんと下に落ちるような姿勢になると、赤ちゃんの腰が反って骨盤が前かがみになり、腹筋に力が入ってしまってよくないのです。ですから、脚がぶら~んとぶら下がってしまうような抱っこひもは、なるべく避けてください。

ちょっと待って、その抱っこひもだと赤ちゃんに負担が掛かっているかも

一方で、「赤ちゃんは子宮の中と同じ姿勢が安心」というコピーもよく見ますが、これは赤ちゃんの体の負担を考えると正しいとは言い切れません。子宮の中では赤ちゃんの肺は水浸しで、呼吸はしなくともへその緒から酸素を受け取ることができます。でも、出産でママの体から外に出た瞬間、赤ちゃんは自分の肺と横隔膜で呼吸をしなければいけなくなるのです。子宮の中にいるのと同じような丸まった姿勢では、生理的な腹式呼吸はできません。背筋が伸びて、骨盤と横隔膜が最大限に離れる姿勢にしてあげてください。抱っこひもだったら、縦抱きにしてあげるといいですね。

赤ちゃんが生理的な腹式呼吸ができる姿勢、というのは赤ちゃんの骨盤底筋を守ることにもつながります。「よく寝てくれる」「使い勝手がいい」というようなよくあるキャッチコピーをうのみにせず、赤ちゃんとママの体にいい抱っこひもを考えるきっかけにしてください。

2~3歳の抱っこにも骨盤サポートは必須

さて、赤ちゃんが1歳を過ぎてくると、抱っこひもを使うママも減ってくるかもしれませんが、中には使い続けるという方もいらっしゃるでしょう。赤ちゃんが2~3歳になり、大きく、重くなってくると、抱っこしたときのママの骨盤や骨盤底筋への負担は非常に大きくなっていきます。

だからこそ、2~3歳以降の赤ちゃんを抱っこする場合は、見せブラ的にジーンズの上などからでも付けられる骨盤ベルトを付け続けたほうがいいですよ。

さらに、体のバランスは大事なので、大きくなってきて腰骨に乗せて抱っこするような体勢のときも、なるべく片側だけでなく腰の両端を交代で使ったほうがママへの負担を軽減してくれるでしょう。重いバッグを片方の肩にばかり掛けないほうがいいのと同じことですね。

ちなみに、私がそうした抱っこひものメカニズムを学んだ後、2人目ラー君の出産から使っているのは、ディディモスのベビーラップ。多くの抱っこひもは、使用中にママの肩と腰に負担が集まってしまい、中には、背中を全くサポートしていないものもあります。それに引き換え、ディディモスのベビーラップは布を使って、大きな面積で子どもの体重を広く分散させるので、肩や腰への負担がぐっと減って、長時間動いたり、歩いたりしても平気! 赤ちゃんとママの密着度も高いので、気持ち良さそうに中でお昼寝していることもよくありました。

上手な抱っこひもの選び方&つけ方は、以下の通りです。

1.赤ちゃんに落下などの危険がないこと
 (抱く人の胸の位置より低い位置にぶら下げるような抱っこひも使いはNG)
2.窒息の心配がないよう、呼吸を妨げない姿勢であること
 (赤ちゃんが極端に丸まるような姿勢はNG)
3.股関節脱臼が起こらないように赤ちゃんの脚がM字に開くようにすること

上記3つに注意しつつ、ブランドの知名度や浸透度に惑わされず、適切な抱っこひもを選んで、正しい抱っこをしてあげてくださいね。

宋美玄
産婦人科専門医、性科学者。1976年、兵庫県神戸市生まれ。2001年に大阪大学医学部を卒業、大阪大学産婦人科に入局。周産期医療を中心に産婦人科医療に携わる。07年、川崎医科大学産婦人科講師に就任。University College Of London Hospitalに留学し胎児超音波を学ぶ。12年1月に第1子を出産。『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』(ブックマン社)、『女医が教える これでいいのだ! 妊娠・出産』(ポプラ社)、『産婦人科医ママの妊娠・出産パーフェクトBOOK』(メタモル出版)など、女性の性、妊娠、出産について積極的な啓蒙活動に励んでいる。

(取材・文 岩辺みどり、撮影 稲垣純也)

[日経DUAL2019年2月7日付の掲載記事を基に再構成]

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