戦闘を学ぶ子供たち ウクライナ、紛争地域の現実

日経ナショナル ジオグラフィック社

2019/5/15
LIDERのインストラクター、オレクシフ・ザボロトニー氏からガスマスクの付け方を教わるウクライナの少年たち(PHOTOGRAPH BY DIEGO IBARRA SÁNCHEZ)
地面に横たわり、「敵の砲火」に倒れたふりをするウクライナの少年。RANGERキャンプの軍事演習にて。紛争が始まって以降、1万人以上の命が失われているが、前線の両側ではすでに、次世代に対する戦闘訓練が行われている(PHOTOGRAPH BY DIEGO IBARRA SÁNCHEZ)
ドネツク人民共和国ニキシノの学校に立つニキータ君(12歳)。この学校は2014年に爆撃され、現在は使われていない。「最初は本当に怖かったけれど、時間とともに慣れていきました」とニキータ君は話す。「いつもここに来て、がれきの中で遊んでいます。ときどき寂しくなります。友達はほとんど全員、ニキシノから出ていきました」(PHOTOGRAPH BY DIEGO IBARRA SÁNCHEZ)
ドネツク人民共和国のザイツェボで暮らすマリナちゃん(12歳)。マリナちゃんは現在、別の村の学校に通っている。ザイツェボが前線によって二分され、武装勢力が元の学校を使用しているためだ(PHOTOGRAPH BY DIEGO IBARRA SÁNCHEZ)
ウクライナ、スベトロダースカヤの学校で授業を受ける生徒たち。この学校は前線にあり、何度か攻撃を受けている(PHOTOGRAPH BY DIEGO IBARRA SÁNCHEZ)
LIDERキャンプに参加したミハイロ・デイ二コフ君(8歳)のノート。「僕はキャンプのスケジュール、軍の規律、軍事演習、朝の訓練が好きです。母国を守ることは大切だと思います。なぜなら敵に占領され、捕虜になり、殺されるかもしれないからです。将来の夢は魚の研究者。兵士になるのは怖いからいやです。世界から戦争がなくなってほしいです」(PHOTOGRAPH BY DIEGO IBARRA SÁNCHEZ)
DNDモスピノのメンバー、デニス君(13歳)。DNDモスピノは若者に愛国心を教え、軍事訓練を施すドネツク人民共和国ハルツイスクのクラブだ。写真はライフル射撃の練習をしているところで、一緒にいるのはディレクターのセルゲイさん。セルゲイさんはデニス君に、規律や小火器の使い方、AK(カラシニコフ)を組み立て、分解する方法、射撃、ナイフを使った戦闘などを教えている(PHOTOGRAPH BY DIEGO IBARRA SÁNCHEZ)
ドネツク人民共和国にあるG・T・ベレゴボイ軍学校の若き士官候補生たち。基本的な学校カリキュラムに加え、軍人や公務員になるための技能も学ぶ(PHOTOGRAPH BY DIEGO IBARRA SÁNCHEZ)

(文 LAURENCE BUTET-ROCH、写真 DIEGO IBARRA SÁNCHEZ、訳 米井香織、日経ナショナル ジオグラフィック社)

[ナショナル ジオグラフィック 2019年3月23日付記事を再構成]

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