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タンスの中の「隠れ資産」発掘 片付け代行使いこなす

NIKKEIプラス1

2019/5/9

片付ける前(左)と後。タンス周りがすっきりした

片付けようと思いながらも、気づけば収納スペースに物があふれている――。そんな人向けに、プロが収納方法を提案してくれるサービスがある。タンスに眠る「隠れ資産」を発掘できれば、家計のプラスにもなりそうだ。

■1家庭当たり70万円

4月中旬のとある午前中、記者(39)の自宅に家事代行大手ベアーズ(東京・中央)のスタッフ、川津尚美さん(43)が来てくれた。整理収納代行サービス「おかたづけベアーズ」の担当者だ。

お願いしたのは子ども服の整理と収納の見直しだ。男女2人の未就学児のタンスは、取り出すのも難しいほど衣類であふれ、入りきらない分は収納ケースに入れて置かれている。着られなくなった衣類を「処分」「売却」「今後も使用」の3分類に仕分け、不要な物を売却できれば、家計の足しになるというもくろみもあった。

ニッセイ基礎研究所の久我尚子主任研究員によると、日本の家庭に眠る不用品を金額に換算すると、推計37兆円に上る。1家庭当たりの「隠れ資産」は70万円程度。オークションサイトや宅配買い取りなどが浸透し、個人が不用品をお金に換えられる手段はいくらでもある。

■作業は大きく3段階

事前にメールで片付け箇所の説明や悩みを伝えていたので、簡単なヒアリング後すぐに作業に取りかかった。作業は大まかに、(1)タンスの中身をすべて取り出す(2)取り出した衣類の仕分け(3)残すと決めた衣類をタンスに収納――の3段階。(1)と(3)は川津さんが担当。記者は川津さんが取り出した衣類を一点一点、残すかどうか判断した。

サービスは3時間。タンスの引き出し5段分と、収納ケース4つ分の子ども服の整理に費やした時間は2時間半ほど。残りは掃除などに充てた。家事代行歴10年を超えるベテランの川津さんは子ども服にも詳しく、売却できそうなブランドの助言をもらいながら、要・不要を判断した。

残すと決めた衣類は川津さんがテキパキと畳み、タンスに戻していく。小さめに畳み、スペースに余裕を持たせて収納するのがコツだという。3時間後、タンスには十分なスペースができ、どこに何があるか一目瞭然になった。しかも、4つの収納ケースは空になった。

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