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運転者のクセまで計測 自動車保険が安全運転アシスト

2019/5/4

ドライブレコーダーで運転を常に見守る

10連休のゴールデンウイーク、久しぶりに車を運転する人も多いだろう。損害保険各社は、契約者が運転する際の危険を専用機器を通じて検知したり、知らせたりする自動車保険サービスに力を入れている。「テレマティクス自動車保険」と呼ばれる商品の仕組みを見ていこう。

■保険料を最大2割安く

テレマティクスはテレコミュニケーション(通信)とインフォマティクス(情報工学)を組み合わせた造語だ。そうした技術を損保各社が自動車保険の分野に応用。走行データを基に急加速や急ブレーキ、急ハンドルといった運転者のクセを計測する保険商品が登場した。

テレマティクス自動車保険は当初、安全に運転する契約者に対して保険料を安くする「料金割引型」から始まった。自動車に搭載したレコーダーを通じて運転情報を保険会社が受け取り、個別に保険料を算出する。損保各社の自動車保険料は年齢や運転免許証がゴールドか否か、事故歴などを聞いて統計的に算出したもので、特に若者の負担が重かった。

SOMPOホールディングス(HD)傘下の損保ジャパン日本興亜がカーナビアプリを使って割引を始めた。スマートフォン(スマホ)対応によりサービス内容は進化し、自動車保険料を最大2割安くする。MS&ADHD傘下のあいおいニッセイ同和損保はトヨタ自動車製の車両を対象に売り出している。

■危険運転に警告音

最近は自動車保険の特約として「運転改善支援型」を提供する会社が増えてきた。運転のクセを見つけて事故予防につなげたり、事故が起きた時に素早く対応したりする。運転改善支援型の契約数は、大手3グループの合計で約40万に上る。

反響が出始めた理由の1つはドライブレコーダーを使って安全運転を支援する機能だ。

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