2019/5/6

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株式相場が年末にかけて強含む「サンタクロース・ラリー」も有名だ。背景として指摘されているのは、この時期の米国では年末商戦の盛り上がりで楽観論が育ちやすく、年末の税金対策の売り一巡後に買いが入りやすいことだ。

2019年の株式相場を考えるうえで無視できないのが「米大統領選の前年は株高」。1971年以降で振り返ると、大統領選の前年は日経平均株価、米ダウ工業株30種平均ともに上昇が目立つ。月別では10月の値上がりが顕著だ。99年以降でみると大統領選の前年の10月は米ダウ平均が5%以上上昇した。

株価上昇の根拠とされるのが、現職大統領が選挙戦を意識して景気対策を講じ、これを先取りする形で株が買われやすくなるというもの。みずほ証券の三浦豊氏は「政策への期待感が市場で高まる」とみる。

例外もある。2015年はチャイナ・ショックや資源価格の急落に見舞われて日本株、米国株とも下落した。今年はどうか。ニッセイアセットマネジメントの吉野貴晶氏は「インフレ懸念が乏しく、トランプ米大統領は景気刺激策を打ち出しやすい。経験則があてになるのでは」と話す。