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世界のビジネススクールの中でもトップクラスの人気と実力を誇る米ハーバードビジネススクール。同校には、トヨタ自動車、楽天、新幹線の清掃会社、JR東日本テクノハートテッセイなど、日本のビジネスを題材にした授業が少なくない。ハーバードビジネススクールの学生は日本から何を学んでいるのか。海外の経営大学院を精力的に取材している作家の佐藤智恵氏による同校の学生へのインタビューをシリーズで紹介する。第1回は、ドイツ人学生のヨハネス・タイソン氏(30歳)だ。

ジャパントレックで体感した効率性

――昨年5月、日本への研修旅行「ジャパン・トレック」に参加したそうですが、最も印象に残っていることは何ですか。

ヨハネス・タイソン Johannes Theissen 1988年ドイツ生まれ。2013年フランクフルト大学卒業。14年ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス修了。大手経営コンサルティング会社で活躍したのち、17年ハーバードビジネススクール入学。19年MBA取得予定。

「まず日本人がとても効率よく仕事をしていることと、時間をきっちり守ることに驚きました。成田空港に到着してから、入国審査、手荷物の受け取り、税関検査、バスへの移動まで、すべてスムーズ。私はこれまで多くの国を旅行してきましたが、何もかも時間どおりにいくことはめったにありません」

「東京から広島まで新幹線に乗ったときもビックリしました。すべての列車が時刻表どおりに動いていたからです。日本の方々は『ドイツ人はきちょうめんだから、電車も時間どおりに来るだろう』と思っているかもしれませんが、ドイツの電車は5分、10分と平気で遅れます。あれほど多くの新幹線が時間どおりに運行しているなんて、信じられません」

――その他に、ヨーロッパの高速列車と新幹線の違いはありますか。

「今でも忘れられないのが、車掌と車両販売のスタッフの礼儀正しさです。両方とも女性でしたが、号車に入ってくるときに乗客に向かって一礼、出ていくときも振り返って一礼。これには感動しました」

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