私の妊娠可能性や年齢リミットは? 産婦人科医が回答

日経doors

2019/5/15

体としてベストな妊娠時期は10代後半~30代前半

卵子が若ければ若いほど妊娠しやすいということは、初潮を迎えた女の子であれば、10代前半でも早く妊娠したほうがいいのでしょうか?

「妊娠のしやすさという点では若いほうがいいのですが、あまりにも若い10代前半で妊娠すると、子宮や膣(ちつ)が成熟しきっていないため妊娠や出産にリスクが伴います。女性の体にとってベストな妊娠の時期は、社会的なリスクは考えずに言うと、早くて10代後半から、30代前半がベストだと思いますね」

体の準備という点では、まさに20代~30代前半の女性は今が妊娠するベストな時期。とはいえ、しばらくは仕事を頑張りたいし、結婚もまだ先のこと。今すぐ妊娠してもいいとは言えないのが、正直なところですよね。では、働く女性にとって、いつまでに妊娠するのがおすすめなのでしょうか。

「日本産科婦人科学会は35歳以上の初産を高齢出産としていますが、人によって体の状態や社会的状況も違いますし、働く女性がいつまでに妊娠すればいいかは一概には言えません」と高橋さん。そしてパートナーとしっかりコミュニケーションを取って関係を築いた上で、と前置きしながら、こんな話もしてくれました。

「私は、結婚と妊娠の順番はどちらでもいいと思いますよ。今は、子どもが欲しいから、授かってから結婚するという方も増えています。結婚と妊娠の順序としては自由に、自然に任せてもいいと思いますね」「ただ、妊娠後に万が一独り身になってしまうと、思い描いていたのとは違う人生を歩むことにもなるので、そこは忘れずにパートナーとしっかり話をしておきましょう」

高橋怜奈
女医+(じょいぷらす)所属。東邦大学医療センター大橋病院・婦人科在籍。趣味はベリーダンス、ボクシング、バックパッカーの旅。2016年6月にボクシングのプロテストに合格をし、世界初の女医ボクサーとして活躍中。ダイエットや食事療法、運動療法のアドバイスも行う。

(取材・文 川辺美希)

[日経doors2019年3月12日付の掲載記事を基に再構成]