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dressing

フカヒレ姿煮、フレンチスタイルで 東京・清澄白河

2019/5/13

「O2」の「フカヒレ姿煮」

食べることが大好きだった少年が自らキッチンに立つようになったのは小学校5年生のころ。「早くに母を亡くしたので自分で料理するようになったんですけど、次第に、どうしたらおいしく作れるのかを考えることが楽しくなりました」。そう話すのは、2018年3月に東京・清澄白河にオープンした「O2(オーツー)」オーナーシェフの大津光太郎さん。

Summary
1.中華料理の名店で研さんを積んだシェフが地元・清澄白河で独立
2.五香粉のかんばしさと甘辛い味わいが絶妙なチャーシューはお酒のおともに
3.1人分たっぷり100グラムのフカヒレ姿煮は白飯とも相性抜群

「父が仕事で忙しかったこともあって、中学時代にはお弁当も自分で作っていましたね」と当時を振り返る。

店はシェフが生まれ育った東京・清澄白河にかまえた

高校時代にも料理熱は冷めることなく、卒業後は調理の専門学校に入学。

そのころはフレンチへの憧れが強かったが、あるとき調理実習でフレンチにチャレンジしたところ、どうも自らの味に納得いかず、方向転換することに。

「やっぱり自分がおいしいと思うものじゃないと、人にふるまいたくないと思って」と、当時からお客のことを第一に考える大津さんの姿勢が垣間見える。

選んだのは中華。

専門学生時代に図書館で出合って影響を受けた「新しい中華のおかず」(主婦と生活社)の著者であり、実習で直接教わる機会にも恵まれた脇屋友詞氏のもと、「トゥーランドット 臥龍居 (Turandot 臥龍居)」で修業することとなった。

「もともとフレンチをやりたかったこともあって、中華でありながらフレンチのようなスタイルを極めているところに引かれたんです」(大津さん)

働き始めてからは覚えることもやることも多くて大変だったが、大規模なイベントや他店のシェフとのコラボなど、有名店でなければできない非日常も経験させてもらえたことで、「料理人としての幅が広がった」と大津さん。

しかし自らが目指したのは、地域の人に愛される店。念願だった自身の店を開いたのは、生まれ育った東京・清澄白河(深川)だった。

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