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インフル「再流行」 季節外れにまたかかるのはなぜ

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NIKKEI STYLE

日経Gooday(グッデイ)
【問題】今シーズン(2018-2019年)のインフルエンザの流行ピークは過ぎたものの、いくつかの都道府県では、いったん減少傾向にあった患者数が再び増加傾向にあるようです。中には「今シーズンは、A型のインフルエンザに2回かかった」という人もいますが、同じA型インフルエンザに2回かかることがあるのは、なぜでしょう? 考えられる理由として正しいものを1つお選びください。

(1)今シーズンのA型ウイルスは例年になく感染力が強いから

(2)今シーズンは全体的に免疫力が下がっている人が多いから

(3)同じA型のインフルエンザウイルスでも2種類あるから

正解は、(3)同じA型のインフルエンザウイルスでも2種類あるから です。

今シーズンはA型インフルエンザに2回かかったという人が散見されます。昨シーズン(2017~2018年)はA型とB型にかかる人が多かったことが話題になりました。昨シーズンのように、違う型のインフルエンザにかかるのは分かるのですが、同じ型のインフルエンザに2回かかってしまうのはなぜでしょうか。

がん・感染症センター都立駒込病院感染症科部長の今村顕史さんによると、それは「同じA型のインフルエンザウイルスでも2種類あるから」です。

今シーズンは2種類のA型が同時期に増えた

今村さんによると、一般の医療機関で行われているインフルエンザの迅速検査では、「A型」か「B型」かしか分かりませんが、実は同じ型でもウイルスによって種類が異なります。今シーズンは2018年末までは「AH1pdm09(2009年に新型インフルエンザとして流行した型)」が流行の中心でしたが、2019年に入ってからは「AH3(いわゆる香港型)」が増えました。そのため、「AH1pdm09」と「AH3」の両方にかかるケースもあり得るのです。

ちなみに、近年は「AH1pdm09」と「AH3」が交互に流行する傾向にあります。2012~2013年のシーズンは「AH3」、2013~2014年は「AH1pdm09」、2014~2015年は「AH3」、2015~2016年は「AH1pdm09」、2016~2017年は「AH3」が流行の中心で、追ってB型が春先まで増えるというのが典型的なパターンでした。ですから、1シーズンにA型に2回かかる人はまれで、A型とB型にかかる人はいたのです。

しかし、昨シーズンはそれまでの数年と違ったパターンで、シーズン当初からB型が流行し始め、ほぼ同時期に「AH1pdm09」、次いで「AH3」が増えました。このため、昨シーズンは同時期にA型とB型にかかる人が多く、そこに話題が集中しました。ですが、昨シーズンも今シーズンと同様に、「AH1pdm09」と「AH3」の両方のA型が出ていたので、実は1シーズンに3回かかる可能性がありました。

今後B型が増えれば3回目の可能性も?

今シーズンはこれまでのところ主に「AH1pdm09」と「AH3」が出ているので、A型に2回かかるケースが注目されていますが、「今後B型が増えてきた場合には、すでにA型に1回もしくは2回かかった人でも、2回目、3回目にかかる可能性があります。また、今はまだかかっていない人も、これからかかるリスクはあります」(今村さん)

実際、3月下旬からB型の占める割合が大きくなり始め、それまでの1~2%から、第13週(3月25日~31日)には5%、第14週(4月1日~7日)には8%、第15週(4月8日~14日)には16%と徐々に上がってきています。

インフルエンザ流行の拡大期には、誰もが「いつかかってもおかしくない」と警戒し、「流行のピークを過ぎた」と聞いた途端に「もう大丈夫」と安心します。しかし、実はピークを過ぎたからといって急に患者がいなくなるわけではありません。流行の縮小期にインフルエンザにかかる可能性は、流行の拡大期と同程度にあります。そして、春であろうと、夏であろうと、ひとたび身近に感染者が出た場合は、感染が広がるリスクはいつだってあります。

流行のピークを過ぎたからといって気を緩めずに、手洗いなどを徹底するとともに、必要に応じて国立感染症研究所のホームページ(https://www.niid.go.jp/niid/ja/)などで情報を確認しましょう。

(日経Gooday編集部)

[2019年2月20日付記事を再構成]

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