品良く自己演出 休日のドライブをスーツできめる車種別おすすめ着こなし 鼎談

MEN’S EX

2019/5/25

“クルマ×スーツ”は男の最強の自己演出ツールとなりうる

田上 ちなみに普段は後部座席に乗ることが多いビジネスエグゼの場合は、どんなスーツが相応しいと思いますか。

森岡 貫禄あるダブルスーツなんかが相応しいと思いますが、あまりゆったりしたサイズだと政治家みたいですね。責任ある立場ならタイトなスーツはやめたほうがいいでしょうが、程よくゆとりがありつつ、全体としてシャープに見えるようなスーツがおすすめです。

 TPOによりけりですが、ノータイなど少しリラックス感あるスーツの着こなしも後部座席のエグゼには似合うのではないでしょうか。日々仕事に忙殺されているため、移動時ぐらい寛ぎたいという人も多いと思うんです。それに程よくヌケやスキがある装いのほうが、親しみやすさも持たれるのでは。

森岡 確かに、そういう予定調和じゃないスタイルも奥行きある男に見せてくれそうですね。いずれにしろ、クルマとスーツには、その人の嗜好や生きざまが表れる。今回も三者三様の合わせですが、各人のキャラクターが伝わってきますよね。鈴さんは英国好き、田上さんはラテン嗜好、そして僕はちょっとお気楽なミーハーといった具合に(笑)。だとしたら逆に、クルマ×スーツを戦略的に自己演出の道具として活用できると思う。

田上 クルマとスーツの合わせにこだわるのはとても有効だということですね。

〈 for EXECUTIVE/後部座席メインのエグゼクティブなら 〉

タイトすぎないダブルスーツで大人の風格を演出

「ある程度の年齢になったら、タイトなスーツはおすすめしません。各部に程よくゆとりを確保したスーツで大人のゆとりと貫禄を見せつけましょう。しっかりとした見映えを保ちつつ、余裕があり、後部座席でも寛げるはずです」(森岡さん)。 スーツ12万8500円、シャツ1万5000円、タイ8500円、タイバー3800円/麻布テーラー(麻布テーラープレスルーム) その他〈スタイリスト私物〉

ノータイであえてのスキを作る

「上質なスーツをノータイでリラックスした雰囲気で着崩すというのも男の余裕が感じられていいですね。この場合、インナーはあくまでシックな色味で落ち着きを持たせて。後部座席から現れた時にスマートに映えるでしょう。ヤングエグゼクティブにもおすすめしたいコーデですね」(森岡さん)。 スーツ10万円/ブリッラ ペル イル グスト、ポロシャツ2万9000円/フェデーリ、鞄6万8000円/グレンロイヤル(以上ビームス 六本木ヒルズ) 靴7万9000円/クロケット&ジョーンズ(トレーディングポスト青山本店)

Style #1/気楽Style×王道セダン

森岡さんは愛車のBMW 523 ディーゼルに、ヒューゴ ボスのジャージースーツでご登場。「運転が楽ですし、このまま打ち合わせもこなせるため最近はこんな装いが多いです。服装の自由度の高い職業の方はご参考に」(森岡さん)

Style #2/伊的色気×ツーシーター

田上は、自慢のBMW Z4 23i Driveにスティレ ラティーノのスーツを合わせた。「ともに色味をブルーで揃えました。ちなみにこのスーツはリネン混。その涼やかな感じもオープンカーのイメージに沿うんじゃないかと」(田上)。

Style #3/英国クラシック×英国スポーツカー

ブリティッシュグリーンのロータスをビシッとハケット ロンドンのスーツで運転してきた鈴さん。ちなみにベストの赤はシートのボルドーを意識して。「好きなクルマを好きなスーツで乗ると、とても気分が高揚します」(鈴さん)

※表示価格は税抜きです。

撮影/黒沼 諭(aosora)、渡辺修身、江原英二(astro)、長尾真志〈取材〉、若林武志〈静物〉、小澤達也〈取材〉、荒金篤史〈取材〉、久保田彩子〈静物〉、武蔵俊介〈静物〉 スタイリング/四方章敬 ヘアメイク/ MASAYUKI(The VOICE)、勝間亮平(masculine) 文/秦 大輔、吉田 巌、藤村 岳 取材・文/小曽根広光、伊澤一臣 イラスト/千野エー

MEN'S EX

[MEN’S EX 2019年5月号の記事を再構成]