万人向け英語教材はない ウェブから好きな素材拾おうTOEIC講師 ヒロ前田

大学生にとって、TOEIC LRテスト(以下、TOEIC)のスコアは無視できないものでしょうから、TOEICのスコアを伸ばすための教材についても考えましょう。結論は基本的に同じで、自分が好きになれる教材が最適です。ただし、TOEICには一定の出題傾向があるため、仮に同じ努力をした場合に、効果を生みやすい教材とそうでない教材があることは確かです。

例えば、単語力を上げるために、新たに1000語を覚えるとします。AさんはTOEICに頻出する単語を、Bさんはそうでもない単語を、本を使って覚えたとします。2人とも「単語力」は同じだけ伸びたと言えますが、Aさんの方がBさんに比べるとTOEICスコアはより大きく伸びると言えます。ただし、これは2人が本の中身をモノにしたことが前提です。もし、Aさんがその本を好きになれずに途中で挫折し、Bさんは最後まで単語学習に没頭することができたならば、もちろんBさんの方が大きい成果を出します。

海外紙やウィキペディアから英語素材を見つけよう

さて、いくら試しても好きな教材が見つからない人もいるでしょう。その人たちにも進む道はあります。それが「素材」です。教材より素材を使うことを提案した理由は、コミュニケーションを前提とした英語学習の効果を高めるためです。ですが、「好きなものを見つけやすい」という観点から言っても、素材を使うメリットは大きいと言えます。なぜなら、素材はありとあらゆるジャンルをカバーするため、自分が好きなものにマッチする素材を簡単に探せるからです。

実際に、今、素材探しをやってみます。ボクは将棋が好きなので、英語で検索してみます。アメリカの新聞「ニューヨーク・タイムズ」のWebサイトを範囲として次のように調べました。

"shogi" site:https://www.nytimes.com

これで「shogi」を含む記事が見つかりました。アメリカで将棋がどのように紹介されているかを知ることができます。もう1つやってみます。ボクが大好きな聖飢魔IIを調べます。Wikipediaを使ってみましょう。すると、このページ(https://en.wikipedia.org/wiki/Seikima-II)が見つかりました。聖飢魔IIを知らない人が見ても情報量に圧倒されるだけでしょうが、好きな人は思わず全部読んでしまうか、少なくとも読もうと試みるはずです。

このように、素材を使って英語学習をする場合は、自分が好きなものを中心に据えることができます。教材であれ素材であれ、人の意見を当てにせず、自分が好きなものを選ぶようにしてください。それで大丈夫です。大事なのは、その教材や素材に没頭することです。

ヒロ前田
TOEIC受験力UPトレーナー。大人のための勉強スペース「T’z英語ラウンジ」経営。全国の企業・大学でスコアアップ指導を行うほか、教員を対象とした「成果の出るTOEICの教え方」のセミナーも実施する。TOEICの受験回数は100回を超え、2017年5月に47都道府県での受験を達成。取得スコアは15点から990点まで幅広い。著書に『TOEIC(R)テスト 究極の模試600問』(アルク)等がある。 ツイッター @hiromaeda(https://twitter.com/hiromaeda)
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