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キャリアに効く英語

万人向け英語教材はない ウェブから好きな素材拾おう TOEIC講師 ヒロ前田

2019/4/29

写真はイメージ=PIXTA

こんにちは。TOEIC講師のヒロ前田です。大学生の皆さんを念頭にキャリア形成に効く英語についてお伝えしていきたいと思います。

早速ですが、英語を学ぶためには教材を使う場合と素材を使う場合があるのをご存じですか。教材は「英語を学ぶ人のために作られたもの」、素材は「(映画やニュースのように)英語を母語としている人のために作られたもの」と私は定義しています。教材、素材にはそれぞれ良さがあるので、皆さんの関心に合わせて使い分けてください。

さて、英語やTOEICを教える仕事をしていると、「どの教材を使えばいいか」と頻繁に質問されます。書店には数え切れないほど多くの本が並び、ユーザーの声を参考にしようとアマゾンや楽天を見れば、さらに多くの本が見つかり途方に暮れるかもしれません。ある本がSNSで絶賛されているかと思えば、別の人が酷評していることもあります。そのような状況に対処するかのように、雑誌では「使える教材ランキング~決定版~」といったものが特集されますが、年に何度も「決定版」が出回っているのが現実です。

■「売れている」教材が自分にとっての正解ではない

前提として指摘しておきたいのは、教材に「正解」はないということです。「売れている」とか「有名な講師が推薦している」といった基準は、あなたにとっては重要ではありません。あなたにとって重要なのは、その教材を使って望む結果を出すことです。結果を出すために必要なのは「継続」です。そして、人は好きなことは勝手に続けるものです。

従って、あなたにとって大切なのは「その教材を好きであること」です。好きな教材であれば苦痛なく何度も取り組めますし、中身を吸収してモノにできる可能性が高いからです。これは、英語学習で成功した人に絞って調べてみれば明らかになるでしょう。彼らの英語力が飛躍したのは、1つの教材(または映画などの素材)に没頭した時期があったからです。もし、全員に共通する教材があれば、それが「正解」となりますが、そのような教材は存在しません。

教材を好きになることが大切だとしても「教材を好きになるとは考えられない」とか「教材を使う前に、好きになるかどうか判断したい」と思うかもしれません。ですが、「好き」は感情的な反応なので、とにかく使ってみないことには、そういった判断はできないものです。ですから、すぐに自分が好きになる教材が見つかるとは期待しない方がいいでしょう。どんなに評判が良い教材でも、どんなに売れ行きが良くても、嫌なら使わない。それで構いません。「好きな教材」または「続けられる教材」こそがあなたにとって最適なのです。

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