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iDeCo口座はどこで開設? 金融機関選びの3条件 iDeCoで自分年金づくり(3)

日経マネー

2019/5/16

写真はイメージ=PIXTA
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自分年金づくりにぴったりのiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)を始めるには、金融機関を選び専用口座を開設する。実は、この手続きがやや煩雑だ。「口座開設手続きでつまずき、加入を諦める投資初心者が多く、本当にもったいない」とファイナンシャルプランナー(FP)の山崎俊輔さんは言う。手続きがネットで完結しない上、会社員や公務員は職場で書類に押印してもらう必要がある(「事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」)。さらに、ようやく書類を整え金融機関へ送付し終えても、国民年金基金連合会から審査結果が届くまでに1~2カ月かかるなど、労力と時間がかかる。

しかし、口座開設と運用方針づくり(毎月の掛け金の設定と期待リターンに応じた商品選び)さえ終えれば、非課税メリット大の自分年金づくりはほぼ自動的に進む。最初のハードルを乗り越えよう。

■運用時のコストをチェック

iDeCoの口座は1つの金融機関にしか開けない。手数料を払って手続きをすれば他の金融機関に口座を移すことも可能だが、同じ商品を継続して運用できないなどデメリットが多い。慎重に選び、できれば同じ金融機関で続けよう。

ファンドアナリストの吉井崇裕さんは金融機関選びのポイントとして、(1)運営管理機関手数料がかからないこと(2)運用商品のラインナップ(3)サイトの使い勝手の3つを挙げる。特に注意したいのは手数料だ。iDeCo運用中には全員、口座管理手数料として国民年金基金連合会と信託銀行に月額で計167円(拠出時)を支払う必要がある。この他、金融機関によっては独自の運営管理機関手数料がかかる。この上乗せ分のコストがかからない金融機関を選ぶのがポイントだ。

運用商品の数も種類も金融機関によって異なる。自分の方針に合う商品があるところで口座を開こう。さらに、「サイトの分かりやすさも非常に重要。知りたいことがすぐ分かるか、進みたい画面にスムーズに進めるかなど、実際の画面で確認して判断を」と吉井さんはアドバイスする。

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