ビリギャル支えた自己肯定感 私は幸せな子増やしたい小林さやかさんインタビュー(下)

――大人になったビリギャルから見ると、今の高校はだいぶ違って見えるのでしょうね。

自分が高校生の時にはわからなかったことに、たくさん気づきましたよ。例えば校則!私は茶髪ミニスカで校則なんてバカらしいと思っていたけれど、校則は学校からの愛なんですね。女子高生が下着の見えるような格好で歩いていたら、やはり身の安全が守れないです。そういうことを未然に防ごうとする愛情なんだって、初めて気づきました。

私は教員免許をもっていないので、インターンした札幌新陽高校では、生徒たちから見るとちょっと年上のお姉さん的存在。先生には言いづらいことを生徒から相談されることもありました。

高校生って、性に対して知識はないのに興味ばっかりある。でもそれに対して、先生や親はすごく言葉を選んでちゃんと大切なことを伝えられないままでいる。だから、今回出版した「キラッキラ の君になるために ビリギャル真実の物語」(マガジンハウス)では私が代わりに、昔はわからなかったけど今ならわかる、大切なことを私の言葉で伝えてる。性教育のくだりだけでもぜひ中高生に読んでほしいです。本当に大切なこと。

お母さんたち、「ああちゃんになれない」って悩まないで

――お姉さん的存在だと、高校生からつらい話を打ち明けられることもあったでしょうね。

高校での講演風景

家庭の問題や悩みを打ち明けられることもありました。「私には、さやちゃんにとってのああちゃん(さやかさんのお母さん)みたいな人がいないもん」って嘆く子もいました。確かに、家庭の問題は根深いなあと思いました。子どもにとって親の在り方ってめちゃくちゃ大きい影響を与えますからね。

私の講演を聞いたり坪田先生の本を読んだりしたお母さんたちは、自己嫌悪に陥ってしまうこともあるようです。「私はああちゃんみたいにすごいお母さんじゃない」って。たしかに、ああちゃんは本当にすごいです。ビリギャルだった私が「私、慶応に行く」って宣言したときも「さやちゃん、すごいね。よかったね。わくわくすることが見つかったんだね」って言ったんですよ。こんなことなかなか言えないでしょう。私はああちゃんのおかげで、自分は大丈夫っていう自己肯定感だけはしっかり持って育ちました。

でも、お母さんたちには他人と自分を比較しないでほしいのです。いいお母さんにならなくていい。それよりも「あなたのしたいことを書けば神様がその力をあなたに与えてくれるプラチナチケットがあったら、お母さん、あなた自身は何を書きますか?」って聞きたい。

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