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ビリギャルもう1回勉強するよ

ビリギャル支えた自己肯定感 私は幸せな子増やしたい 小林さやかさんインタビュー(下)

2019/5/8

ビリギャル本人、小林さやかさん

ビリギャルこと小林さやかさんは今春から大学院で教育学を学び始めた。「聖徳太子」を「せいとくたこ」と読んでいた女子高生が慶応大学にチャレンジした時から今に至るまで、さやかさんを支えてきたのは、メンターたちとの出会いだった。インタビューの後半は、さやかさんの「人と出会う力」と教師や親たちへのメッセージを聞いた。(聞き手は藤原仁美)

■尊敬できるメンターは誰にでも対等な目線で接する

――さやかさんのこれまでの人生、出会いに支えられてきていますよね。出会い力が本当にすごいと思う。メンターが何人もいますよね。

私の出会い運は最強です。メンターと呼べる大切で尊敬できる人たちに何人も出会っています。年齢も職業もばらばら。でも、1つ共通していることがあります。それはみんな目線が対等だということ。絶対に見下したりしないんです。

リッツ・カールトンホテルの元日本支社長、高野登さんは、私が大学生時代に著書を読んで感動して「リッツ・カールトンホテルに就職したい」とホテルのフロントに押しかけたというエピソードを後で聞いて、ある日私に会いたいと言ってくださった方。去年の春から夏までインターンした札幌新陽高校でスキーをがんばっているシオリだって私のメンターです。今春から学んでいる聖心女子大の益川弘如教授もそう。益川教授は大学の先生なのに目線は対等どころか、下から来るくらいです。

もちろん、最初に出会ったメンターは、ビリギャルの本を書いた坪田信貴先生でした。高校2年のときに塾で出会って、この人は学校の先生とは全然違うなって思った。私がどんなばかなことをいっても、「面白いねえ」って本気で楽しんでくれました。しばらくして気づいたけれど、坪田先生は生徒一人ひとりに合わせて話題もちゃんと切り替えていました。生徒との話から、坪田先生自身が学ぼうとしているのです。

高校時代、学校の先生たちの多くは私を見下していました。たばこを持っていたことが見つかったとき、「君は人間のクズだ」って校長先生に言われて、憤慨したこともあります。でも、実は私もそんな先生たちを見下していました。大人に知っておいてほしいのですが、生徒はそういう先生が生徒を見下す目線には気づいています。

ビリギャルとして有名になってから、全国の講演で学校の先生とたくさんお会いしていますが、どこの学校にもやっぱりそういう先生がひとりはいる。いや、結構いる。先生が生徒に上から教えるという目線のままでは、生徒にはメッセージが伝わらないのになあって思います。

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