つまずいたの? 動詞のtripは「旅」を意味しないデイビッド・セイン「間違えやすい英語」(66)trip

Hiroshi: How was your weekend?
Nancy: Well, I had a lot of work. What about you?
Hiroshi: I went on a trip near my house.
Nancy: That sounds nice! Where did you go?
Hiroshi: To an onsen. It was really nice.

ヒロシ:週末はどうだった?
ナンシー:まあ、仕事ばかりってとこね。あなたは?
ヒロシ:家の近くへちょっとお出かけしたんだ。
ナンシー:いいわね! どこに行ったの?
ヒロシ:温泉施設だけど。とてもよかったよ。

go on a tripは「出かける」「旅行に行く」という意味を表す定番フレーズです。ヒロシが「つまずいて倒れた」と思われてナンシーから心配されるのを避けるには、このように言えばよいのです。

なお、先ほども少し見たように、tripという英語の名詞は、日本語の「旅行」という言葉には収まりきらないような、さまざまな移動を表します。たとえばa trip to schoolと言っても、これは「学校への旅行」ではなく、「通学」という意味になります。距離の長短にかかわらず、何らかの用があって出かけるものは、歩くのでも走るのでも乗り物を使うのでも、みなtripなのです。

例)Tom makes a daily trip to the coffee shop before starting work. トムは出勤前に、毎日コーヒーショップへ通っている。

この際おさえておきたいtripの使い方

Jason has to go on a business trip to Norway next month. ジェイソンは来月、ノルウェーへ出張に行かなければならない。

*a business trip: 出張。

For my next vacation, I'm thinking about taking a solo trip to Taiwan. 次の休暇には、台湾へ一人旅に行こうと思っています。

*take a solo trip: 一人旅をする。通常、観光旅行を指すときは、このように動詞takeを用います。一方、用があっての場合は、動詞makeを使ってmake a trip(出かける)のように言います。

A: Ever since he helped with that big project, Ben has been on an ego trip. あの大プロジェクトの手助けをして以来、ベンは独り善がりになっているね。

 B: Yes, I know. It's pretty bad. うん、そうなんだ。実に残念だよ。

*be on an ego trip: 自分勝手な行動をしている。

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