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ビストロの王道、まっすぐに目指す 東京・千歳船橋

2019/4/29

「ビストロラドレ」の「フランス産うずらのファルシー」

気軽な居酒屋スタイルからレストランのようなモダンな料理を提供する店まで、東京のビストロ事情は百花繚乱(りょうらん)の華やかさ。その中にあって、気持ちがいいくらいまっすぐにビストロの王道を目指している店を紹介しよう。2018年12月7日にオープンした「ビストロラドレ」だ。小田急小田原線千歳船橋駅から徒歩3分ほど。人々が行き交う商店街を少し入った路地に立つ建物の2階に「ビストロラドレ」がある。

Summary
1.「顔が見える距離」を大切にしたぬくもりある空間
2.濃厚な黄身とトマト風味自家製マヨネーズが絶品のウフマヨネーズ
3.肉のうまみとバター・生クリームの至福のソース

赤い看板に書かれたクラシックなロゴが本場フランスの香りを漂わせ、思わず足を止めてしまう。

オーナーシェフの古山幸正さんがフレンチの道に進もうと思ったきっかけは、学生のときに出合った一皿だった。鴨(カモ)のローストというオーソドックスなフレンチだが、1つの食材が調理やソースでこんなに深い味わいになるのかと感銘を受けたという。

その出合いを大切に、都内の「レストランオギノ」や「ル・リオン」、「kiki harajuku」などのクラシックなビストロから創作フレンチまで様々なスタイルの店で修業。フランス料理の技術や食材への目利き、メニュー構成などの学びをコツコツ重ね、独立にいたった。

シェフには忘れられない光景があるという。昔訪れたフランスの小さな田舎町のビストロで、シェフとお客が会話しながら食事を楽しむ風景だ。そんな温かさに満ちた店を作りたいと考えた。

店内は10席で落ち着いた雰囲気

「お客様の顔がわかるように」と席数は10席とこぢんまり。ダークトーンでまとめた家具は落ち着いた雰囲気がある。まるで模様が描かれているように見える床は、職人がモルタル床に小さなガラスピースを手作業ではめ込んだもの。

カウンターの前の革製のタイルはシェフ自らが一つひとつ張った。訪れる人に食事だけでなく空間も楽しんでほしいという思いの表れだ。

メニューはアラカルト中心。通年で提供している定番メニューに旬の食材を使った料理が織り交ぜられている。品数は多くはないが、メニューには王道ビストロ料理のファンならば、片っ端から食べてみたい料理が並ぶ。中でもぜひいただきたい料理を紹介しよう。

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