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初任給、何に使う? 増える「親より自分」 平均21万円強、50万円の企業も

2019/4/21

初任給の使い道は、この10年間で「親より自分」へと急速に変わりつつある。

2018年に明治安田生命保険が、新入社員に初任給の使い道を調査(有効回答1100人)したところ、「自分へのプレゼント」に「預貯金」と「投資」を加えた割合(=自分のため)は50.3%となった。

一方、「両親へのプレゼント」は41.2%にとどまり、親より自分を重視する若者が多かった。

両親へのプレゼントより、自分のために初任給を使うと考える新入社員が多かった

■将来の目標年収、若干増加

だが、10年前は違った。

09年時点では、初任給を両親へのプレゼントに使うとの回答が53%を占めていた。ただその比率は12年以降に顕著に減少し、17年には44.1%まで低下した。

逆に「自分のため」派は09年の39.8%から50.2%(17年)まで上昇。調査開始以来、初めて逆転した。

ちなみに新入社員が30歳になったときの目標とする年収は596万円。将来の目標年収は1205万円と、それぞれ17年時点から若干増加している。明治安田生命では「賃上げする企業が増えていることなどが影響している可能性がある」とみていた。

かつて「初任給で両親にプレゼント」は当たり前だったが、その感覚は次第に薄れつつあるようだ。このままの基調が続けば、「両親にプレゼント」は昔の話として語られる日がくるのかもしれない。

(逸見純也、佐伯遼)

「+(タス)ヴェリ」は週刊投資金融情報紙「日経ヴェリタス」編集部による連載コーナーです。タスヴェリはNIKKEI STYLEでだけ読めるスペシャル企画で、ミレニアル世代と呼ばれる20~30代の価値観やライフスタイルを、同年代の記者が取材し幅広くご紹介します。更新は不定期です。
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