パンツの着こなしは、ヒップと腿の境目がはっきりしているほど格好いいもの。たとえ多少でもヒップがアップしていれば、同じパンツでももたつき感がなく、その着栄え度はかなりのものに。振り返ってつい後ろ姿を目で追ってしまう女性の視線を前提に「裾ピタパンツ」を仕込んでおけば、そのうっとり度は盤石。「もう、格好いいんだから!」と苦笑しつつの名残目線を自信を持って浴びられます。

「裾ピタパンツ」ボクサーブリーフ ローライズ¥3800(ワコール メン/ワコール)
肌さらさら綿フラット 一部袖シャツ¥4600(ワコールメン/ワコール)

■心地よさこそ選択基準。進化したシルク

白よりもベージュの売り上げが圧倒的ということからもわかる、おしゃれな男性の牙城、ISETAN MEN'S館の下着売り場。こちらでは、下着選びの基準のひとつとしておすすめしているのが肌触り。どんな服に合わせるか、どんな機能があるかも大事ですが、やはり「つい手にとってしまう」下着は肌触りの好きなものなのだとか。

そんな心地よさから最近注目なのが、メンズのシルクの下着。シルクと聞くとトゥーマッチなドレッシー感を連想する方も多いと思いますが、こちら「ルクシー」のシルクはいたってミニマムでモダンなデザイン。加えて、独自の素材開発で生まれた「ダイナミーシルク」は快適な伸縮性もあり、体に心地よくフィット。

しかもシルクはその滑らかさゆえに、シワになりづらいのも大きな特徴。繊細な素材のボトムを合わせても、あたりはまず出ない安心な美尻効果があるのです。

さらに、肌触りの良さ、という面で最近注目なのが「タニ コンフォート」。ブナの木から生成した100%天然素材のモダールを極めて細い繊維にしたショーツは、群雄割拠する下着界でも特筆の柔らかさと軽さ。とろけるような肌触りで、こちらもまたストレスフリーで、おしゃれを楽しめる逸品。

肌に直接触れる部分が快適だと、気分も上々、会話のキレも良くなるもの。うだるような暑さの中でも、爽快な印象を周囲に与えれば、男前の印象は自然にアップ。「……帰ったら電話しちゃおうかな」そんな夏の追いかけ目線がゲットできるのです。

シルクボクサーブリーフ¥8800(ルクシー/伊勢丹新宿店)
シルクタッチショーツ¥3000(タニ/伊勢丹新宿店)

アンダーウエアの面でも快適さは今後のメンズ下着のキーワード。伊勢丹では、この夏、名門下着ブランド、「アサメリー」とコラボ。エジプト産超長綿を独自の技術で織り上げた生地で、100%コットンながらシャリ感のある肌触りが気持ち良い、アンダーウェアを提案。クラシコイタリアのスーツの下がこのアンダーウエアであればすてき、と思わず妄想が入るアンダーウエアです。

アンダーシャツ¥3000(アサメリー/伊勢丹新宿店)

好きな男性を目でおっかけるのは女性の性(サガ)にしてお楽しみ。そんな女性目線を満足させるかのように、今や男性のアンダーウエアは実力あふれる猛者どもの群雄割拠状態。自分の後ろ姿を引き立てる、ステディなブリーフを見つけることは、おしゃれの面でも、好感度の面でも費用対効果のある行為。

薄着の季節を前に、いざ下着売り場に。きっと「…あら」な視線が痛い、大豊作の夏が来ますよ。

清水久美子
ファッションディレクター。大学卒業後、銀座和光を経て、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)入社。25ans(ヴァンサンカン)編集部で活躍後フリーとなり、ラグジュアリーなスタイルを得意とするスタイリストに。男性向けスタイリングの提案、商品企画も手がける。

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