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10連休も1日は朝活 疑問書き出し、決めぐせつける

学びを成果につなげるための「ひとり朝活」主義(3)

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NIKKEI STYLE

一年の中で最も環境の変化が大きいこの季節。「新しい環境に慣れるのに精いっぱいだった」という人は、新生活がはじまってすぐにやってくる10連休で思いきりリフレッシュすることを考えていると思います。ただその中でも、1日くらいは朝一番で今後の仕事を振り返る時間をつくることが連休後の働き方によい影響を与えると「朝活のプロ」池田千恵氏は言います。具体的な実践方法について、池田氏が解説します。

10連休中も朝イチだけ仕事モードをオンにしてみよう

新年度も1カ月が過ぎました。新人の方、転勤や新配属の方、育休から復帰した方など、新しい環境に飛び込んだという方も多いことでしょう。受け入れ側としても、普段とは違う緊張感を持った日々を過ごすことになったかと思います。

今年のゴールデンウイーク(GW)は改元に伴う10日間の超大型連休を取る方も多いでしょう。普段の長期休暇については私も仕事を完全に忘れて思い切りリフレッシュすることを推奨していますが、この時期の長期休暇だけは別です。休日中の1日だけ、朝30分だけでもよいのでこれまでの働き方を振り返る時間を取ることをおすすめします。なぜなら、環境の変化が大きい今の時期が一番、今までの仕事を新しい目で見ることができるからです。

多くの人は、新しい環境で起こる最初に感じた素朴な疑問を、仕事に慣れていくうちに忘れ、「それが普通だから」「前例だから」「そういうことになっているから」という言葉がまるで口グセのようになって、思考停止してしまいがちです。視点がフレッシュな今のうちに「あれ?」「変だな」「こうしたほうがいいのに」「なんでこうしないのだろう」と思った「外部の目線」「新人の目線」をメモしておくようにしましょう。受け入れ側は新人の素朴な疑問や、「何を今さらばかなことを」と受け流しそうになったことをあえて書き留めておくことをおすすめします。

会社によっては、もはやなぜそのルールがあるか分からない「謎ルール」を後生大事に守り続けている場合もあります。「ルールだから」と思考停止するのに慣れてしまうと、ゆるやかに進む環境の変化には気が付きにくく、気付いたら致命的な状況に至って、手遅れになっていることもあります。

「ルールだから」「そういうことになっている」と、ルールを絶対に変えられないものとして物事を進めようとする自分に気付き、立ち止まるチャンスとなるのが、新年度が始まったばかりの今の大型連休なのです。

朝イチで考えておけばスッキリと休むことができる

なぜ朝の時間の振り返りをおすすめするかというと、振り返りは後まわしにすればするほど面倒になり、後まわしになって、結局やらなくなることが多いからです。小さい頃、夏休みが終わる前の数日間がユウウツだったのは、やらなければいけないけれど、なんとなく気が乗らないことを後まわしにしていたからですよね。やるべきことを10連休明けまで後まわしにしてしまうと、同じようにユウウツがつきまとうことになります。連休の早い時期の朝イチを、少しだけ考える時間にして、ユウウツを解消してしまいましょう。

「アクティブレスト」という言葉があります。もともとスポーツの世界でよく使われる言葉で、スポーツの後に休養する際、身体を一切動かさずに数日休んでしまうよりは、毎日身体を軽く動かしたほうが早く疲労回復につながるという考え方です。私は長期休暇の場合、仕事にも「アクティブレスト」の考えが必要だと思っています。朝イチのスッキリとした頭で、少しだけ集中して仕事のことを考えたら、あとは仕事のことを忘れて思いっきり遊んでも大丈夫です。こうして仕事のエンジンを少しだけオンにすることで、休みボケも防げるようになります。

連休明けにさらに仕事にまい進できるようにぜひ朝イチの30分で試してほしいことは次のようなものです。

1. 「新社会人再デビュー」のつもりで素朴な疑問を書き出してみる
2. 決めグセをつける訓練をする

順番に解説しましょう。

「新社会人再デビュー」のつもりで素朴な疑問を書き出してみる

環境が一変することが多いこの時期に、ベテランであっても「新社会人再デビュー」のつもりでいろいろと習慣や考え方を変えてみるのもよいかもしれません。思い通りにいかなかったこと、様々な組織の根回しなど、今まで自分にはどうしようもないとか、上司も話を聞いてくれないだろうと諦めていたことを、子どものような気持ちになって「なんで?」と箇条書きにしてみましょう。

例えば、次のようなことをメモしておきましょう。

・企画会議を毎回しているけど、そもそも企画って何だっけ?
・毎週の定例会議、メールでもよいことにわざわざ時間を使っていない?
・接客仕事で後まわしになった事務作業を残業で埋め合わせるのはおかしくない?
・事務作業だけに集中する日を作ることはできない?
・社内で打合せする資料にそこまで凝って時間をかけても意味がない?

変更可能なルールを「変えられない」と思い込むことで、のびのびしたアイデアがしぼんでいる例を多く見受けます。仕事にどっぷりつかってしまうと分からなくなるこの違和感を、連休中に洗い出してみましょう。

決めグセをつけよう

連休明けは「5月病」に悩まされる人も多いですが、「5月病」は、4月に立てた高い目標と現状のギャップの大きさから生まれるのではないかと私は考えています。例えば「新学期こそ早起き生活を定着させて生活習慣を変えるぞ!」「仕事と家庭のバランスをきちんととるぞ!」などと意気込んでも、環境の変化に適応できずになかなかうまくいかない、となると落ち込みますよね。

この目標と現実の乖離(かいり)は「決め方」がまずいから起きるのです。例えば「早起き成功」や「仕事と育児の両立」という目標は、「成功」「両立」という言葉がアイマイです。何をどれだけ頑張れば「成功」「両立」できたと言えるのかを、まずは自分で区切りをつけて決めてしまうことで、頑張りや進捗が目に見えるようになります。

決断に迷わなくなるために覚えておきたいのが、「すぐの法則」です。「す」=数字で、「ぐ」=具体的に、を意識して目標を設定するのです。例えば、「新年度こそ早起きしたい!」という目標を立てたけれど、1カ月たってちょっと息切れしそうだな、という場合は

・週に何度、何時起きができれば成功?
・目覚ましなしで週に何度、目標起床時間に起きられたら成功?

など、自分なりの目標を数字で具体的に決めてみるのです。決めグセをつけておくことができれば、理想通りにいかないときに必要以上に落ち込まなくなります。

例えば私は早起きに「松竹梅」のパターン付けをしています。

・松パターン: 朝4時起きができて、子どもは6時半まで寝ている
・竹パターン: 朝5時半起床で、子どもは6時半まで寝ている
・梅パターン: 子どもと同時に6時半起き、もしくは子どもも朝4時起き

子どもが小さいと、早起きして時間をつくりたくても親の気配を感じて一緒に早起きしてしまったり、夜寝かしつけがうまくいかずに夜更かしになったりすることも多いものです。しかし、松竹梅のパターン分けをすることで、うまくいった/行かない、の二元論ではなく「今日は梅パターンになった」というように、自らパターンを選択したと、主体的に気持ちを切り替えることができるようになります。

働き方改革関連法案が今年4月1日から徐々に施行されていく中、短い労働時間で最大限の効果を得るための創意工夫が求められます。卓越したアイデアは硬直した思考から生まれることはありません。ちょっと一息つける連休のタイミングでぜひ、仕事の仕方や目標設定の仕方を振り返ってみましょう。このひと手間で連休明けの仕事への取り組みが劇的に変わってきますよ。

池田千恵
朝6時 代表取締役。朝イチ業務改善コンサルタント。慶応義塾大学卒業。外食企業、外資系企業を経て現職。企業の朝イチ仕事改善、生産性向上の仕組みを構築している他、朝活で人生計画を立てるコミュニティー「朝キャリ」(http://asa6.co.jp/asacari/)を主宰。9年連続プロデュースの「朝活手帳」など著書多数。

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