スーツ七変化 ジーンズやカーゴパンツで軽快に令和元年のスーツアレンジ(上)

2019/4/19

――スーツのジャケットを応用したとは思えない着こなしです。ただパンツを変えるといっても選択肢は幅広くあります。選ぶときの注意点はありますか。

「チノパンとかデニムとか。あるいは白いパンツを合わせて、さわやかに着こなすのもすてきですよ。ただ大事なのはシルエット。ブルネロクチネリのパンツはテーパード(足首に向けて細くなっていくシルエット)ですが、こうしたシルエットがきれいなものを選ぶと若々しく、きちんと見えます」

――ビジネススタイルの定番、ネイビーのシングルスーツではどう演出できますか。

「こちらも肩パッドが薄く、柔らかいスーツ。クレリックシャツはタイドアップするとクラシックですが、タイをはずしてオープンにするとまた、アクセントになっていい。たとえばこのスタイルで出張するときはカジュアルなパンツを1本、持っていくといいですよ。イタリアスタイルでいえば、スーツで堅いビジネスミーティングをした後にバルで一杯飲もうよというときにパンツをデニムなどに履き替えてみる。同時に靴もタッセルのスリッポンに変えてみましょう。印象が一新します」

シングルのスーツのジャケットに合わせるのは、キャラメル色のカーゴパンツ。アズーロ・エ・マローネ(青と茶)はイタリアでは定番の色合わせだ

「ネイビーとのコントラストではキャラメル色のカーゴパンツもいいですね。ブラウンはネイビーやブルー系と合います。もともとイタリアには、アズーロ・エ・マローネ、青と茶という定番の色合わせがあります」

■くるぶし丈に足長効果あり

――甘いキャラメルとネイビーのコンビは絶妙ですが、カーゴパンツはデニム以上にカジュアルに見える危険性がありませんか。

「デニムと一緒でテーパードならばそう問題はありません。(カーゴパンツの特徴でもある)ポケットのマチが大きいものや、全体がゆったりしたシルエットだと合わないでしょうね。エレガントに見せるには、パンツはラインやシェイプが大切なんです。うちのスーツはジャケットだけでも着回しできるデザインにしています」

――単品といってもネイビーのパンツは生かし切れないでしょう。

「パンツはうーん……、ちょっと難しいかもしれませんね。ただ、丈をくるぶしまで上げて、白いニットと合わせるとさわやかな感じになりますね」

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