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健康づくり

腸の老化を防ぐ9種の食材と栄養素 もち麦・キウイ…

日経おとなのOFF

2019/4/25

【3】グルタミン

→腸の免疫力がアップ

小腸のエネルギー源となり、免疫細胞などが働くときに使われるのが、アミノ酸の一種、グルタミン。大腸を動かすエネルギー源にもなる。

【4】オリゴ糖

→血糖値を上げず、善玉菌を増やす

糖類ではあるものの、血糖値を上げず、かつ消化されずに大腸に届いてビフィズス菌のエサになり、酪酸などの短鎖脂肪酸を産生する。バナナは手軽なオリゴ糖の摂取源。

【5】植物性乳酸菌

→生きたまま大腸に届く

ヨーグルトなど動物性由来の乳酸菌と比較して、酸やアルカリに強く、生きたまま大腸に届きやすいことが分かっている。腸内環境を弱酸性にして、善玉菌がすみやすい環境をつくる。

【6】ファイトケミカル

→抗酸化作用で、がん化を防ぐ

老化とともに進行するのが、活性酸素による体のサビ。活性酸素は細胞を攻撃し、がんなどを引き起こす。活性酸素を無毒化する抗酸化作用を持つのが、植物に含まれるファイトケミカル。

【7】ペパーミント

→腸内のガスを排出し、腸をリラックス

主成分のメントールは、腹痛や腹の不快感のもとになる筋肉の過度の収縮を抑え、腸をリラックスさせる。膨満感の原因となる、腸内のガスを排出しやすくする働きもある。

【8】ココア

→便通が改善、抗酸化作用も強い

食物繊維リグニンを含み、古くから便通改善効果が高いことが知られていた。抗酸化作用の強いカカオポリフェノールも含み、全身の血行を促進する。濃いめに作ると保温効果も高い。

【9】マグネシウム

→古くから便秘薬として用いられる

体内でエネルギーをつくり出す際に欠かせないミネラルだが、摂取量は不足気味。腸の内容物に水分を引き寄せ、軟らかくして排出をスムーズにする。マグネシウム製剤は便秘薬でもある。

(文 柳本操、写真 中本浩平)

松生恒夫さん
松生クリニック院長。医学博士。東京慈恵会医科大学卒業。同大学第三病院内科助手、松島病院大腸肛門病センター診療部長を経て、2004年1月から現職。日本内科学会認定医。『「腸の老化」を止める食事術』(青春出版社)など著書多数。

[日経おとなのOFF2018年11月号記事を再構成]

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