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もうかる家計のつくり方

「家計赤字は妻のせい」 三分法で夫を変えて黒字実現 家計再生コンサルタント 横山光昭

2019/4/17

今回の家計相談でも、「家計改善のプロに見てもらえれば、良い方向に変わるに違いない」と思い込んで来られているようです。ですが、家計はご自身で取り組んでいただかないと何も変わりません。

■「消費」「浪費」「投資」に分け支出を削る

Uさん夫妻に家計改善のために理解してほしい点を、次のようにお話ししました。

(1)家計の黒字化に向けて、妻が日々の支出について意識することは大切だが、夫も支出の優先度を考え不要な支出を削らなくてはいけない。

(2)しっかり貯蓄をするためには、毎月の黒字部分を使って積立投資をすべきである。今は非課税制度があるので、それを使わないのはもったいない。

(3)家計改善にウルトラCはなく、当たり前のことをコツコツと続けて改善につなげるしかない。他力本願では変えられない。

そこで、以前の記事「『蓄財するぞ』 共働き夫婦が陥った積み立てのわな」でも紹介した、支出を1つずつ「消費」「浪費」「投資」に分けていく「家計三分法」を勧めました。

簡単に説明すると、「消費」は生活するために必要な食べ物やモノへの支出、「浪費」は今を楽しむためだけに使う、いわゆる無駄遣いにあたる支出、「投資」は金融商品への投資、預貯金、自己投資のことです。それぞれの支出が自分の中でどれに該当するのかを繰り返し考えていくと、支出に対する自分なりの価値観をつくることができます。

突然自分で考えるように言われ、Uさん夫妻はしばらく苦労されていましたが、月1度の面談あるいはメールでフォローしながら、取り組んでいただきました。それにより、スマホを格安のものに変更、整体に通う回数やタクシーの利用を減らす、有料のネットテレビの契約を1社に絞る、美容室を安いところに変えるといった削減策を実行しました。また、家族で過ごす時間を増やすためにも、スポーツジムの利用をやめ、子どもと一緒にスイミングスクールや体操教室に通うことにしました。

一方、収入があるのは夫だけなので、生命保険は死亡保障を含む契約に変更しました。こうした取り組みを10カ月ほど続けたころ、なんと支出は10万円近く削減でき、毎月5万円の黒字になりました。

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